立春。モーニング情報交流会
今日は、二十四節気の最初の節である「立春」です。
『春の気たつを以て也』(暦便覧)旧暦では立春が“一年のはじまり”です。 そして、立春は旧冬と新春の境い目にあたり、この日から立夏の前日までが「春」です。 また、立春を基準にして、いろいろな節目の日があります。暦で「○○日」などと呼ばれる日の基準で、「八十八夜」や「二百十日」などは、立春を起算日として88日目、210日目の日になっています。 立春。春が来ました。今年も、お雛様を飾りました。 午前中、モーニング情報交流会(オンライン)がありました。 今日は「ICT活用の格差を感じませんか?」をテーマに、情報提供とブレイクアウトルームでの情報交換、その後に全体で情報交流でした。 最初に、熊本市立秋津小学校の前田教頭先生、春日井市立高森台中学校の水谷校長先生からのお話でした。
○ ICT活用の格差は、時間と共に縮まる。ただし、活用の深さは、時間だけでは縮まらない。 ○ 小さな変化を重ねて、変化を楽しむ文化を創る ○ 体験とコミュニティーが意識や行動を変えるお二人とも“ICT活用の先達”であり、その歩みと今は、他が学び活かしていくことばかりです。参加したみなさんも、現状を振り返り、これからを考え、行動する“こと”が見い出した時間だったと思います。 水谷校長の話のなかで、次の“チェック”が示されました。
○ 従来からの教師主導の一斉中心の授業に端末活用を入れようとしていないか ○ 教科のこれまでの指導法にとらわれすぎていないか ○ 練り上げの授業で子どもの頭はフル回転しているか ○ 制限のある端末活用で何ができているのか ○ 静的な共有で終わっていないか ○ 白紙共有、他者参照、途中参照していますか = 「非同期・分散+協働」 ○ 先生たちは、クラウドのよさをきちんと体験しているか ○ 結局、どんな子供たちを育てたいのか ○ 現状の活用でいいのかみなさんの学校、地域、自治体は、それぞれに“どのような回答・現状”だと答えるでしょう。 GIGAスクール構想で整備された「ネット環境」、「一人1台端末」も、間もなく更新時期を迎えます。 自治体そして担当者のみなさん、その時に向け、「○○を目指し、○○を進めるので、このように更新(継続、変更、追加…)する」との、明確な方針の確認・検討が進んでいますか。 そして、それには、日々の授業を進めている先生方の関わりも大きいと思います。 ブレイクアウトルームでは、高校の先生、教育委員会の方もご一緒で、小中学校とは違った状況、新しい視点からの情報をお聞きしました。 「ここだけの話ですが…。」 「それ、いいですね…。」 当地区のICT活用、これからを思いながら、新しい学びと気づきのある時間でした。参加のみなさん、ありがとうございました。 次年度も、5回のモーニング情報交流会(オンライン)の計画されています。あなたも、ご一緒にいかがですか。 【関連】 ◇熊本市立秋津小学校 ◇熊本市教育センター ◇春日井市立高森台中学校 ◇現在研究開発に取り組んでいる学校> 春日井市立出川小学校 外1校(愛知県)(文部科学省) ◇GIGAスクール環境活用事例集(愛知県春日井市より情報提供)(PDF 文部科学省) 【参考;本年度のモーニング情報交流会(オンライン)】 ◇第1回 5月22日(日) 「働き方改革、どうしていますか?」 情報提供 中村友希県教委課長 ◇第2回 7月16日(土) 「学習評価はどうしていますか?」 情報提供 田中雅也校長、森万喜子校長 ◇第3回 9月10日(土) 「学校と地域の連携は進んでいますか?」 情報提供 池原鉄県教委指導主事、平林哲也元校長 ◇第4回 12月3日(土) 「教職員を育てていますか?」 情報提供 桐淵則之校長、平河力校長 ◇第5回 2月4日(土) 「ICT活用の格差を感じませんか?」 情報提供 水谷年孝校長、前田浩志教頭