集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『不思議の国 ニッポン』(ヤマザキマリ・豊田有恒・著)

花0329。 冷え込んだ朝、そして晴れた日中は暖かくなり、寒暖差の大きな日でした。  前回の成幸読書に続いて届いた『不思議の国 ニッポン』(ビジネス社・刊)です。  前回触れませんでしたが、本と一緒に冊子『清水克衛の成幸読書』と「解説動画・音声」の案内が届きます。  冊子に「今月の成幸読書」の解説が3ページあり、その終わりに「読み合わせにおススメの本」が載っています。
  ◇実在とは何か 西田幾多郎『善の研究』講義(大熊玄・著/新泉社・刊)   ◇覚悟はよいか(朝比奈宗源・著/ごま書房新社・刊)  一冊目は、西田幾多郎の名著『善の研究』を、哲学の予備知識がなくても読めるように、一編、一編の言葉を詳しく解説した、入門講座の講義録です。「リアル、リアリティとは何か」「善とは何か」を深く考えるきっかけになります。暗い話題の多い昨今ですが、こんな今だからこそ「本当の善とは何なのか」、しっかり自分と対話してみましょう。  二冊目は、ドクスメレーベル第5弾の、復刊が実現した本です。横田管長が開眼したというこの本には、40年以上経った今も色褪せない、活きた禅の知恵がぎっしり詰まっています。ぜひ、覚悟を決めて「既知から自由になる人生」の一助としてください。  さあ、皆さん! 覚悟はよいか。「よっしゃー!
 本書は、漫画家・文筆家・画家のヤマザキマリ氏と作家・豊田有恒氏とが、それぞれの“バックボーン”から話し始め、そして“ニッポン”について語り合ったことが5章にまとめられています。  二人の話のなかで、日本は“空気”が支配し、“世間体”が圧倒的な力を持っているといると言います。  第2章で
 語彙の乏しさについていえば、語彙が乏しい方がメンタリティの負荷が減るという側面はありますね。  たとえば、56色の色鉛筆を持つ人と6色の色鉛筆を持つ人がいるとすれば、人付き合いをするうえでは6色の色鉛筆しか持たない相手のほうが頭を使う必要がなく、楽なわけです。 「萌黄色にちょっと緋色がかったみたいな色が」と表現されても、6色しかない人には理解できないわけです。(略) 56色の色鉛筆を持ち合わせている人も、あえてそのうちの6色しか使わないような暮らしを強いられるわけですが、生き延びていくためにはやむを得ないというのもあるでしょう。
と、“”へと流れていることを述べていました。  豊田氏の言葉に「それを、自分はどう考える。」と立ち止まり、ヤマザキ氏の応答に「そうなのか。」と疑問を抱いて読みました。  そして、もし二人の会話に入らせていただけたら、“ここで何を話すのか”と考えました。  二人の語り合いから「私たちの“常識”は、本当に“常識”なのか」を考えさせされ、そして“自分の考え”と“自分の行動”を創っていくことを考えた、ニッポン人にお薦めの一冊です。  読書メモより
○ ニュースや新聞は議論のきっかけであって、事実を伝えるメディアではないという考えが普通に浸透している。 ○ と同時に信用というのは、考えることを放棄した人間の統治にはもってこいの手段であるわけです。 ○ 日本人は新しもの好き(Neophlie)、外国好き(Xenophilie)ですが、一応のフィルターはあります。(略) このあたり、無防備ななりに、日本人の知恵なのでしょう。 ○ 頭を使い、他者を認めながら自分たちの価値を広めていく。それこそ、今の世の中に足りないものだと思います。 ○ 相手の言っていることに違和感を感じたら、「なぜ自分はこんなにも相手の意見を受け入れられないのか」と客観的に立ち止まって考えることも、(略) ○ 日本では法律以上に、目に見えない、文章化されてもいない世間体が圧倒的な力を持っていると感じます。 ○ 日本人の良識や常識はすごく流動的ですね。 ○ なぜ、日本にはこんなにもエンタメがあふれているのか。よくよく考えてみると、日本はそれだけストレス社会だということが理由として挙げられると思います。 ○ 自分たちが従っている習慣やルールについて納得のいくところまで考えてほしいですが、みんな面倒だからやらない。規制の法則に乗っかってるほうが楽だし、安全。 ○ 日本社会の致命的な欠点でしょうが、クリエーター、研究者など、現場で身体を張っている人の待遇も、年功序列でしか向上しない点があります。 ○ 変な喩になりますが、エノキダケというきのこがあるじゃないですか、石突から一斉に無数のきのこが生えている。あの石突を、要するに上に向ければ西洋、下に向ければ日本、みたいなイメージが思い浮かびます。
   目次 はじめに   見えない将来に対して引かれた一つの導線  ヤマザキマリ 第1章 「信じる」は美徳なのだろうか? 第2章 国境を越えるということ 第3章 日本人のバックボーン=神道多神教 第4章 宗教とエンターテインメントと政治を考える 第5章 水木しげる手塚治虫 おわりに   ヤマザキさんとイタリアを巡る奇縁  豊田有恒
【関連】   ◇ヤマザキマリ( Mari Yamazaki ) 公式 情報用アカウント (@THERMARI1)Twitter)   ◇豊田有恒【公式】(@aritsune_toyota)Twitter) ?【読書のすすめ「成幸読書」】  ☆最近紹介した本   ◇『小さき者たちの』(松村圭一郎・著)(2023/03/05)  *以前に紹介した本は (※まだ2冊目ですが…)   ◇ カテゴリー「読書のすすめ」から   ◇成幸読書選定本   ◇成幸読書頒布会お申込ページ   ◇読書のすすめ   ◇読書のすすめYouTube)   ◇読書のすすめ(@dokusume)Twitter
【メモ;職員の異動検索】  中日新聞東京新聞に「教職員・公務員の異動」が掲載されるのに合わせ、ネット検索(先生サーチ・公務員サーチ)ができます。  これまでに発表されている県・市の職員・教職員の異動が調べられます。
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