Halloween。満月。寺子屋と明治初年の教育(6) (つくで百話 最終篇)
今朝は冷え込みました。「一面真っ白」というほどではありませんが,霜も降りていました。
日中は,青空の綺麗な一日でした。
明日は,地区の白鳥神社の秋の大祭ですが,新型コロナ禍で神事のみの祭礼となります。今夜の宵祭りも,神事を役の方々で執り行われます。
白鳥伝説のある田舎の小さな社で,地区の安寧を静かに祈ります。
今日,10月最終日(31日)は「ハロウィーン(Halloween)」です。そして,今年は満月です。
今夜の満月は,今年最小満月で,今月2回目の満月(ブルームーン)です。
みなさんは,どのような夜を過ごしますか。
『つくで百話 最終篇』(1975・昭和50年7月 発行)の「民族と伝承」の項からです。
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明治前期の学校教育
(4) 学校経費の調達
「学制」では,教育は個人のためにするもので,国家のためにするものでないから,その費用は全額民費によるべきものという受益者負担の原則を確立した。そこで県は明治六年の布達によって学校経費民費賦課基準を示したが,それによると,県下二九〇万四一七戸を貧富の差により,最高一円から最低一二銭までの九等に区分し,六二,一二一八円を得る。これを六〇〇の小学校に割り当てると,一校当り一〇一二円九六銭余となり,これで一年間の教員給料や学校雑費を賄うという計画であった。
同布達によると醵出民費の主要財源は授業料で,上等六銭二厘五毛,中等四銭,下等二銭の三等級に分け,不足するところは町村賦課金・寄付金等によることとしている。何れにしても民衆負担たることに変りはない。
学校経費については「委託金」と称する僅かながら国庫補肋金があった。しかし,これは主として学区取締りという役員の給与にあてられ,その残額が各学校に配分された。その額は年によって異なり,多い年で一四円,少ない年は一円にもみたず,大して当てになるものではなかった。
各学校は,何れも新築の要に迫られており,村費負担だけでは支辨できなかったので,富有者の寄付を仰がなればならなかった。寄付者に対しては,愛知県知事より褒状と木杯が贈られた。
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【おまけ】
○ ハロウィンは,キリスト教の行事で,毎年11月1日にあらゆる聖人を祝う「諸聖人の日」の前夜に行われるお祭り〈All Hallows’ Day〉です。10月31日から11月2日までの期間を指します。 ○ 大昔のケルト民族の儀式である「サウィン祭り」が始まりだと言われています。今から2000年以上も前のことで,古代ケルト歴では一年の終わりが10月31日と定められていました。 ○ その日,死んだ人のお化けがこの世に帰ってきて,人間に取り付いてあの世へ連れて行こうとしました。そこで,人々は,『同じお化けの格好をして仲間だと思わせてしまおう』と考えました。お化けたちは,お化けの格好をした人々を仲間だと勘違いして中には,格好が怖すぎて逃げていくお化けも出てきました。 ○ ハロウィンは,子供から大人のみんなで仮装をして楽しむ日となりました。◇バーチャル渋谷(cluster) 渋谷区公認の配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」を訪れたことがありますか。 今夜は,リアルとバーチャルで楽しむ若者が多いのかな。 ◇【LIVE】渋谷スクランブル交差点 ライブカメラ