『グレタのねがい』(ヴァレンティナ・キャメリニ・著/杉田七重・訳)
今日から11月。新型コロナウイルス感染の拡大で始まった2020年も,あと2か月となりました。
朝からよい天気の日で,午後になって雲が目立ちましたが,過ごしやすい“冬の日”でした。
今週は,寒気が強まりそうです。風邪などひかないように気を付けて過ごしましょう。
昨日読んだコラムで
現代と同じ「あいうえお」の五十音順に配列された最初の国語辞典は、室町後期の1484年に大伴広公が作った「温故知新書」とされる。それまでは平安末期に編さんされた国語辞典「色葉字類抄(しょう)」をはじめ、辞典はいろは順で言葉が並んだ。ということを知りました。 辞書を使う時だけでなく,「あいうえお」の五十音順は分かりやすい方法です。それが,こんなに古くからあることに驚き,感心しました。 あなたは,グレタ・トゥーンベリさんの活動を聞いたことがあるでしょうか。 昨年の国連でのスピーチがニュースなどで大きく扱われ,“環境活動家”として承知している方も多いことでしょう。 彼女のことを描いた『グレタのねがい 地球をまもり未来に生きる: 地球をまもり未来に生きる』(西村書店・刊)です。 ドキュメンタリー映画『I Am Greta』(2020)でも描かれる,学校を休んでたった一人で始めた抗議から国連でのスピーチなど,彼女の行動や思いが,著者の言葉で綴られます。
行動する勇気があれば、未来は変えられる。 ひとりで学校ストライキを始めた経緯から、世界中の若者たちへの活動の拡大、国際会議でのスピーチ、 2019年ノーベル平和賞ノミネートまで、未来を守ろうと立ち上がったグレタの行動と思いを描く。 巻末には地球温暖化についての解説や、気候変動のキーワード、トピックなども掲載。グレタさんは,アスペルガー障害であることを公言しており,対人関係がぎこちなかったり,興味の対象が独特であったりする症状が見られます。それと,環境問題に対する願いや思いは関係ないのですが,スピーチを聞く人には「○○だから…」と否定的に受け取る人もいるようです。 環境問題,地球の現状についての“危機感”は,地球で生きるすべての人にとって重要なこと,意識し,行動する大きな課題です。 本書は,これらの課題に対して,グレタさんを通して考え見直す内容です。
グレタさんの生きる姿勢から学べることは,決して環境問題に限りません。今ある問題の根本的なところにある原因を探し,それを解決するためには何が必要かを考えて行動する。その勇気があれば,あなた自身の未来を変えていくことができるのです。 わたしたち大人も,地球の未来を支えていくために何ができるのか。真剣に考えていきます。と,増田ユリヤ氏が解説(グレタさんから学べること)を閉じています。 多くの方に読んでほしい内容ですが,子供には読みにくいかもしれません。 お父さん,お母さんから,子供達に語っていく話題にしてはいかがでしょう。
目次 はじめに 1章 学校ストライキを始めた理由 2章 最初の勝利 3章 勇気あるアイディア 4章 人前でスピーチ 5章 スウェーデンから他の国へ 6章 世界のリーダーたちに会う 7章 学校との両立 8章 未来のための金曜日 9章 グレタのねがい ・地球温暖化ってなんだろう ・わたしたちにできることは? ・気候変動に関する主なキーワード ・気候変動に関する主なトピック ・グレタさんの海外ニュース ・グレタさんから学べること【関連】 ◇Greta Thunberg(@GretaThunberg)(Twitter) ◇Greta Thunberg(@gretathunberg)(Instagram) #Fridays For Future(Twitter) #School Strike 4 Climate(Twitter) ◇Fridays For Future Japan ◇グレタ・トゥーンベリさんによる #COP24 でのスピーチ(YouTube 国連広報センター UNIC Tokyo) ◇【ノーカット】グレタさん国連・気候行動サミット演説(YouTube 毎日新聞) ◇気候のための行動への心開かれる訴え(YouTube TED Talks)