集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

花まつり。Eテレ「あらためましてベーシック国語」

花0408。 今日は“寒〜〜い日”でした。気温は一桁前半で,冬に逆戻りしていくような天候でした。  当地でも,雪のような霙のような“もの”が降ってきました。  天気の変化,寒暖差に,体がビックリ。  夕食に初物の(タケノコ)が,若竹煮になっていました。  大地の力を感じ,自然の恵みに感謝し,味わいました。  美味しゅうございました。  今日4月8日は「花まつり」です。花まつりは,お釈迦様の生誕をお祝いする日です。  仏教にかかわる行事ですが,「甘茶(あまちゃ)の接待」を聞いたことがある人も多いと思います。  今から約2500年前の4月8日,ネパール国 ルンビニーの花園で,お釈迦様は誕生したとされます。  お釈迦様は,生まれるとすぐに,東西南北それぞれに7歩ずつ歩き,右手は天,左手は地を指して,「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん,もしくは,てんじょうてんがゆいがどくそん)」と言ったそうです。  この時,お釈迦様の誕生を祝い,周囲の花々は咲き乱れ,空からは産湯代わりの甘露の雨が降り注ぎ,世界中が輝き喜びで溢れたと伝えられています。  この事から,花まつりでは,たくさんの花々でお寺やお堂を飾りつけ,お釈迦様の像に甘露の雨を表現した「甘茶」をかけるそうです。  みなさんは,“花まつり”をされましたか。  昨年度,NHKEテレで『あらためましてベーシック国語』を放送していました。  先生は金田一秀穂さん,生徒に滝沢カレンさん,謎のオウム(声:ナイツ土屋伸之さん)が,教室で国語の授業を受ける内容でした。  楽しく分かりやすい内容で,録画して見ていました。  その第26回「文学史谷川俊太郎」では,金田一さんが「いま日本で一番上手な日本語の使い手というか、最高の日本語を使える人」と言う谷川さんの家のお宅へカレンさんを連れて訪ねます。  そのなかで「カレンさんの詩」が紹介され,その後,その詩に谷川氏が詩を返しました。  普段は,一度見るだけですが,この回は繰り返し見て,詩を味わいました。  今年は“再放送”で見られるようです。  カレンさんと一緒に,最初から“あらためて”国語を学んでみませんか。 《備忘録》  番組から書き起こしてみました。
  『生きる宝 動く宝』 滝沢カレン 人間ってね 楽しいんだよ 笑えるよ 怒れるよ 泣けるよ 食べれるよ 全ての感情を味わえるのさ こんな得した気分になれるのだ あの小虫たちはわからない気持ちや風景が丸見えなのさ 思い出が記憶となり 記憶は未来へと繋がる そんなことを永遠駆け巡ってる 人間ってさ笑えちゃうよね 大爆笑 なにしてんだかなんて日が たまらなくいとおしくなれるから 上手くいったという日が とんでもなく明日へと繋がるから 感情なんて持ったもんがち 見つけたもんがち 争いでも 競争でもないのさ ただただ自分の前にあるお花をちょこっとよけながら 道を歩いていくだけさ 急ぎ足やスキップやのろま足や止まるをいれたりなんかしてさ 好きなだけ飾り付けしたり 整理してみたりさ 人間ってね 楽しいんだよ ********    『宝だから』 谷川俊太郎 ほんとに大事なものはあるだけでいい ほんとに大切なヒトはいるだけでいい 何でも誰でもあることいることで始まっている 朝 空がある 曇っていても晴れていても 昼 友だちがいる 気が合っても合わなくても 夜 働く人がいる 君が夢を見ている間に たまには人間やめてもいいんじゃないか キノコになって森にいてみる クラゲになって海にいてみる コトバになって意味やめてみる 声になってアンナプルナを呼んでみる 自分にもどってぼんやりしてみる 生きてれば毎日毎時が宝だから 目も耳も口も鼻も手足も忙しい シニカルな大爆笑も宝石みたいに輝いて
【関連】   ◇NHK高校講座 | ベーシック国語 | 第26回 文学史 〜谷川俊太郎〜 【備忘録 その2】  昨年の夏,新城市で講演をしていただいた サイエンスナビゲーターの桜井進氏が教科書のポスターのコピーを制作したそうです。  桜井氏曰く
 我ながらいい出来上がりに感激しています。すべてのポイントでドンピシャです。しびれるポスターです。  わが国の算数教科書をもっと多くの人に知ってもらいたい。ずっと願ってきました。  わたしの思いは「もったいない」の一言につきます。  せっかく長い時間をかけて、英知が結集してつくりつづけられている算数・数学教科書が過小評価されることに忸怩たる思いをしてきました。  そんな思いをこのような形に仕上げることに協力できたことに感激しています。
 ポスターは,6月まで東大前駅にだけ掲示されているそうです。  見に行ってみようか…。  東大前駅ポスター連動 WEBページ   ◇知が啓く。啓林館の算数・数学〜テーマ1「数字を知る、数字で考える」〜(啓林館)