消費者詐欺…。「報・連・相」
今日も寒い日でした。午前中は日差しもなく気温は上がらず,午後になって日が出ましたが,気温は低いままでした。
“一気にやってきた春”で,本来は咲く時期の異なる花々が,同時に咲いている不思議な光景を見かけます。
寒さが戻ったことで,こうした花々は,この後,どうなっていくでしょう。
季節に合った自然の姿となってくれることを願っています。
今日,つくで交流館の図書室に,広報誌『くらし塾 きんゆう塾』vol.44 がありました。
最初は,料理研究家の土井善晴氏のインタビュー記事ですが,その後は「くらしに役立つお金と生活の知恵」の話題でした。
冊子の中に,『「自分はダマサレナイ!!」は本当ですか?』と消費者詐欺に関わる記事がありました。
当地のような田舎でも消費者詐欺の話は少なくありません。
新しい手口で迫ってきて,「自分は大丈夫…」ということは無いようです。
記事では,詐欺事例を述べながら,そこから「犯人が使うキーワード」を分析していました。
「説得的話法」 ○信憑性 警察官,裁判所職員,司法書士,銀行員,有名企業名,会社上司,教え子 ○感情喚起 恐怖喚起…「会社を首になる」,「交通事故にあった」,「捕まりたくなかったら」,「ブラックリスト掲載」 利得勧誘…「必す儲かる」,「3倍で買い取る」,「損しません」,「還付」 希少性…「今日中」,「あなたにだけ」,「抽選に当選」,「残り僅か」 「具体的投資先」 クリーンエネルギー,赤珊瑚,外貨,再生医療,ダイヤモンド,未公開株 「資金授受方法」 電子マネー購入,ATM,キャンシュカード,携帯電話,宅急便,通帳を預かる 「電話偽装関係」 「オレオレ」,「声が出ない」,「電話番号が変わった」,「携帯電話を紛失した」こうした言葉に気をつけて,初めての電話先に対応したいですね。 話題を変えて。 新入社員は2週目になりましたが,少しは余裕をもった一日だったでしょうか。 研修で,今も「報・連・相が大切」という話を聞くのではないでしょうか。 以前,雑誌の記事に“覚えておきたい「ほう・れん・そう」のフォーマット”が書かれていました。
○報告は「結論から」 報告は「端的に・結論をはっきり言う」ことがポイントです。 ・悪い報告ほど早くする ・「何が」「どうなった」のかを先に伝える ・その報告の後に何かすべきことがあれば伝える ○連絡は「5W1H」 以下の項目をなるべく100%に近い内容で伝えられるようにしましょう。 ・WHO(誰が) ・WHAT(何を) ・WHEN(いつ) ・WHERE(どこで) ・WHY(なぜ) ・HOW(どのように) 〈例;電話メモ〉 ○時○分,○△社の▼さんから電話あり。 メールで送った資料を確認次第,折り返し連絡が欲しいとのこと。 △△受信 ○相談は「何をどうしたい」かを明確に 相談相手に「で,俺にどうしろっていうの?」と言われる前に,これらのことを頭の中で整理しておきましょう。 ・相談したい内容は何か ・その相談内容で解決したい問題点はどこか ・問題の解決案は何と何があることが予想されるのか ・その解決策それぞれのメリット・デメリットは何か ※予め,メモなどに書き出しておくのも有効です新入社員だけでなく若手,中堅のみなさん,いかがですか。 いろいろな指導があると思いますが,参考になるフォーマットだと思います。 仕事でのコミュニケーションに生かせそうです。 【関連】 ◇知るほると(金融広報中央委員会)