6(5-1) 明治の作手 (わたしたちの村つくで 改訂版)
午前中は曇っていましたが,昼頃から雨の降る日になりました。
先週通った道が,今日は“新緑の美しい景色”に変わっていました。若葉の色が輝いてきたように感じられました。
心がうきうきするような季節になりました。
郷土読本『わたしたちの村 つくで』(2004新改訂版発行)の「6 作手村のうつりかわり」からです。
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5 明治から平成へ
明治の作手
「江戸時代までのくらしは,今とはだいぶちがうんだな。」と感じたみねこさん。いつごろから,今のようなくらしになってきたのだろう,と疑問に思いました。
村の合併と作手村の成立
明治維新によって,日本は大きく変わりました。それまでの藩がなくなり,県が置かれたのです。江戸時代から続いてきた小さな村もいくつかが合わさって大きな村や町になりました。
作手では,それまであった34の村が,17になり,1889年(明治22年)には,九つの村になりました。日本ではこの時期,進んだ外国の文化を取り入れて,外国に負けない国づくりをめざしました。1874年(明治7年)には,長者平郵便取扱所が高里にでき,続いて御領郵便取扱所が守義にもつくられました。しかし,「文明開化」とは,東京などの都会が中心で,作手の人々のくらし方や考え方は,江戸時代とあまり変わりませんでした。 ********
注)これまでの記事は〈タグ「新わたしたちの村」〉で
注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。
注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。