集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

雪・雪…。 『身近にあふれる「自然災害」が3時間でわかる本』(左巻健男・編著)

雪0205。 天気予報やニュースが“大雪への注意”を伝えており,北陸では積雪による通行止め,立ち往生も起きているようです。  当地も,夜に降り出した細かな雪が降り続きました。日中も気温が上がらず(氷点下?),寒い寒い一日でした。  「立春寒波」のなか,木々の枝先を見ると芽が色づいてきています。  間もなく春…。  今日の予定したことを,感染症の状況もあり中止しました。  それに伴って“AとBをキャンセル”しました。普段ならキャンセル料が求められますが,「新型コロナウイルス感染症の(略)…無料です」と,請求はありませんでした。ありがたかったですが,業者・事業者にとっては負担が大きいことでしょう。  利用者が安心して利用でき,業者・事業者が不利益を被らない,そうした“新型コロナ禍での仕組み”となっている,それが創られていくことを願っています。  ゲリラ豪雨地震そして津波など,予測や予報が伝えられますが,その時は“突然にやってきた”感覚は否めません。  そして,「ゲリラ豪雨と集中豪雨って違う?」など,よく聞く言葉なのに,改めて問われるとよく分からない言葉・事柄があります。  そうした「53の言葉・事柄」を3章で説明し,第4章で「10の災害対策」で述べている『図解 身近にあふれる「自然災害」が3時間でわかる本』(アスカ・刊)です。
 身の安全を守るには、確かな知識が必要だ!  私たちが暮らす日本は、四季に恵まれ、海の恵み、山の幸にあふれています。  一方で、近年、毎年のように起こるのが「自然災害」です。短時間の大雨が極端だったり、気温が異常に高い日が続いたり、「異常気象」とよべるような気候が一般化しつつあります。また、もともと地震や噴火が頻発する環境にあるのが日本という場所でもあります。  このように、日本のよいところと悪いところは、表裏一体となっている、といえるでしょう。  だからこそ知っておきたいのが「地学」の知識です。  本書では、「気象災害」のしくみ、「地震」のしくみ、「噴火」のしくみを取り上げ、身近にあふれる自然災害についての知識とその対策法を盛り込みました。  いざという時に大事になるのが、確かな知識です。原理を知って、正しく恐れるために、ぜひ本書で学んでみてください。
 一つ一つの内容は,図やイラストを使って4ページ程で分かりやすく述べられています。関心の高い章から,気になる項目から,自由な読み方ができます。多くの内容を説明していますが「3時間でわかる」ように編集されています。  出版社の説明に「知っておきたいのが「地学」の知識です」とあるように,学校の“理科の授業”を思い出し,学び直しの内容・記述もあります。  さらに,“地震雲」って本当にあるの?”のような,理科の授業には出てこなかった気がするけど,ネットなどでよく見る言葉・疑問にも答えています。
 こうしたことから,地震が原因で生じる雲が(略) …のが現状なのです。
 図で,下層から上層まで10種類の雲が示されています。そこに地震雲は…。  「確かな知識・原理を知る」ことにより「正しく恐れる」ことで,日々の暮らしに“安心”を得て,ゆったりと“備えること”ができそうです。  本書は小さめの判型になっており,ハンドブックとして手元に置いておくとよさそうです。  みなさんにお薦めです。
   目次 読者のみなさんへ 第1章 気象災害にあふれる日本 第2章 ゆれる!地震大国 第3章 火を噴く!火山列島 第4章 命を守る!災害対策 参考文献 執筆担当
【関連】   ◇左巻健男&理科の探検RikaTan (@samakikaku)(Twitte)