集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『AI時代の教師・授業・生きる力』(渡部信一・編著)

花0816。 今日,小雨の降ることはありましたが,曇りの一日でした。  各地で被害を出している大雨が,再び九州地方で激しく雨が降り始めたようです。  今週末まで,雨模様の天候が続くと予報されています。活発な雨雲がかかり,線状降水帯が発生する可能性もあり,局地的に大雨になる恐れがあると注意を呼びかけています。  大雨,暴風,地震…,自然災害への備えを再点検しておきましょう。  新たな災害がなく,この天候が回復しますように!!  題名とともに,表紙にあった
 目前に迫ったAI時代,「教育現場」はどうあるべきか?
が気になって手にした『AI時代の教師・授業・生きる力:これからの「教育」を探る』(ミネルヴァ書房・刊)です。  昨年7月に発行されていますが,それ以前の論考であり,新型コロナ禍を含む2,3年の変化,そして一人1台端末の整備など,“教育現場”のICT環境が,内容の“古さ”を感じるところがありました。  とはいえ,多くの学校・教室では「(最)先端」とはいっておらず,本書の示す(提案する)「AI(教育)」そして「ICT(授業)」は,この先を見せてくれます。
 目前にせまったAI時代、「教育現場」はどうあるべきか?  本書では、AI時代の「教育現場」について、八人の実践研究者がそれぞれの実践に基づく考察やディスカッションを通して検討していく。AI時代の「教師」はどのように成長していかなければならないのか? AI時代の「授業」はどうあるべきなのか? AI時代における「生きる力」とは?  変化する社会の中で、「教育」そのものに対する考え方やあり方を問い直すための一冊。
 終章で編著者が,AI時代の「教師」「授業」「生きる力」「教育現場」について述べています。最初に終章を読み,それぞれの章へ移るのも一つの方法です。  きっと「それはダメ」と著者は言われるでしょうが,関心をもって内容を深めていくことができる思います。  本書の描く教育や教育現場について,学習指導要領でいう“批判的に考える”ことを生かして読んではいかがでしょう。  そして,「何を“よい”とするか」,「今後も“よい”ことか」を考え,これからのAI時代の教育を描いてみませんか。  読書メモより
○ 「第三次AIブーム」の象徴とされる出来事が,2016年3月に起こりました。AI「アルファ碁」が囲碁の世界チャンピオンのイ・セドル氏に勝利したのです。 ○ このようなAIの「機械学習」は,教育現場における「主体的な学び」や学習者同士の学び合いを導く「アクティブラーニング」を検討するときにも大きなヒントになると,私は考えています。 ○ このように,若手教師は世代の異なる教師の一人称の語りを聞き,また自らが経験を一人称で語るという行為を通して,身体知にかかわる感覚や心の動きを活発化させていたことを理解できます。 ○ 確かに,もしも「経験値」「専門性」「ノウハウ」「指導のコツ」などを可視化できれば素晴らしいですね。 ○ しかしそれは結果として「教科の枠組みの中で考えられるとても複雑な問題を解く」能力の育成へとつながってきました。 ○ 不思議なものでスケッチにするとみんな同じでも,写真にするとみんな切り取り方が違うのです。 ○ 大切なのは,「子どもがワクワクするような自発的・根源的な動因はあるのだろうか?」ということです。 ○ 日本の教師は「枠にはまった状況下でしか使えない知識」を教えている。それでは,社会の中で「生きて働く知識」にはなり得ないのです。 ○ 「不便益」っていう概念が大切だと思います。「不便だからこそ得られる効用」ですね。問題なのは,この「不便益」をどのように「教育現場」に取り込むかが問題です。 ○ キーワードとしてあげれば,「不便」「無駄」「非効率」…これが,これからの教育には大切になってくる。さらに言えば,「あいまいとか「よいかげん」も大切ですね。
   目次 はじめに 序章 AI時代、「教育現場」はどう変わるのか? 第1章 AI時代の「教師」を探る  ・ディスカッション AI時代の「教員研修」のあり方とは? 第2章 AI時代の「授業」を探る  ・ディスカッション AI時代の「教科教育」はどこへ向かうのか? 第3章 AI時代の「生きる力」を探る  ・ディスカッション AI時代の「生きる力」をどのように育成するか? 終章 AI時代の「教育現場」を探る あとがき
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