集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

フランス料理。「むかしの子ども」《父母が子どもの頃 10》

フレンチ0227。 曇り空でしたが,日中には日差しもありました。寒い朝から日中は気温が二桁になっていました。  “”が一歩ずつ近づいています。  今日,昨年度から始まったキッチンクラブつくでが行う「作手小学校6年生☆先輩に学ぼう」が開かれました。  朝からつくで交流館の調理室で準備が始まり,多目的会議室で“事前講座(食育)”があり,会場を作手小学校のランチルームに移し“フランス料理”をいただきます。  今日のメニューは,
【オードブル】  石川県産ブリのミキュイとガルグレイ 【スープ】  玉ねぎとベーコンのフランズワイガニのスープ 【メイン】  国産若鶏のバロティーヌドフィノワ添え 【デザート】  寒熟イチゴとブランマジュ
でした。  教えてもらっていますが,テーブルマナーに戸惑う子もいましたが,美味しい料理をゆったりと味わい愉しんでいました。
メニュー0227。
 地域に育つ子供達が,地域の食材を味わい,先輩の技に魅了されて,素敵な時間を過ごしました。  キッチンクラブつくでのみなさん,ありがとうございました。  文集「こうやまき」(1970年・刊)から,「父母が子どもの頃」の一話です。 ********    『むかしの子ども』 (文・巴小4年 女子)  母が小さかったころは,家の中には電灯のほかには電気製品はなにもなく,水道もなかったそうです。井戸がすいじ場よりも遠くにあったので,つるべで水をくんだあとは,バケツでなんべんもはこんで大きなおけにためて,それをすいじに使いました。中学校へ行くころになって,おじいさんがすいじ場の近くに井戸をほり,ふろ場には,“たつ”というしかけを作って,ふろおけに水がはいるようにしました。そうしたら,バケツで水を運ばなくても,ただ,ポンプを押すだけでふろおけに水がたまったので,なんとべんりになっただろうと,おかあさんはうれしかったそうです。“たつ”は,三十センチくらいの四角な木に穴をあけて,そこに竹をさしこみ,それを地面にいけて,ふろ場までつないだもので,ちょうど,いまの水道のバイプの役目をするものです。  父が小学校に入学した時は着物でしたが,二年生になると洋服を着るようになり,学校でまとめて買いました。でも,おとなの人たちは着物の人が多く,仕事をするときにはももひきをはき,しぱさげというかっこうで働いたそうです。  そのころは,どこの家でも,いろりがあり,このいろりをかこみながら食事をしました。夏には,仕事をよくするので,一日に四回もごはんを食べたが,おかずはやさい類が多く,肉やさかなを食べるのは,お正月くらいのものだったそうです。  父かこどものころの遊びは,かくれんぼ,ぞうりかくし,じかくし,じんとりなどで,女の子は,まりつき,おじゃみ,なわとび,おはじき,あやとり,じんばあ,などだったそうですが,こういう遊びは,わたしたちも時どきやります。  でも,どの子も家の仕事を多くしたので,あまり遊ぶひまはなく,母は,いつも子もりばかりしていたので,そのため,せいが伸びなかったといってくやしがります。 ********  今の子供達が,普段の遊びで盛んにすることはないでしょうが,「かくれんぼ,ぞうりかくし,じかくし,じんとり,まりつき,おじゃみ,なわとび,おはじき,あやとり,じんばあ」といった遊びを“知っている”こと,そして“できる”ことは大切だと思います。  子供達に体験させたいですね。  ところで,「じんばあ」って,どんな遊びか知っていますか。