集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

5(4-3) 巴川を美しく (わたしたちの村つくで 改訂版)

花0322。 朝から雨の日で,気温は一桁前半,寒〜〜い日でした。  日中,雨が霙(みぞれ)になり,に逆戻りした一日でした。  ニュースでは,低気圧や寒気の影響で“関東地方で積雪”と伝えていましたが,当地はそこまでではありませんでした。  また,東京電力電力需給が厳しくなり,政府が「電力需給逼迫警報」を出しています。この後,停電となることも懸念されています。  関東地方にお住いのみなさん,寒いかもしれませんが節電を!!   郷土読本『わたしたちの村 つくで』(2004新改訂版発行)の「5 作手村の自然」からです。 ********     4 作手村の動物     川の生き物   巴川を美しく  夏のキャンプでは,巴川で泳ぎました。川の中にもぐると,アマゴやカワムツが泳いでいるのを見ることができました。いかだ遊びをしたり,ニジマスのつかみどりをしたりしました。川の水は冷たいけれど,みんなで遊んでいるとそんなこともすぐわすれてしまいました。
川0322。
 「あんなところに白いものが落ちてる。」  ゆうきさんの声に,川りを見回してみると,あちらこちらにごみが落ちているのを見つけました。  巴川のよごれが気になったあさひさんたちは,水生生物調べをすることにしました。川の中の石の周りには,たくさんの水生生物がはりついていました。  きれいな水にすむカワゲラやヒラタカゲロウにまじって,ちょっときたない水にすむヒラタドロムシも見つかりました。  川岸を見ると,所々に生活排水が流れこんでいる所もあります。
水中生物0322。
 「お父さんが小さいころには,ホタルがいっぱいいたんだよ。」  あさひさんは,お父さんと釣りに行った時に聞いた言葉を思い出しました。  あさひさんの学校では,毎年,530運動に取り組んでいます。巴川のごみ拾いもやっています。紙くずなどのほかに,ビニルぶくろ,空きかん,時にはタイヤが落ちていることもあります。  あさひさんは,遊びに出かけたときなどに,ごみをすてたりしないように,みんなによびかけようと思いました。お父さんが子どもだったころのように,アマゴがはね,ホタルがまい,子どもたちの笑い声がひびく巴川を,みんなで作っていきたいのです。
川0322。
********  注)これまでの記事は〈タグ「新わたしたちの村」〉で  注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。  注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。