『AIに勝てるのは哲学だけだ』(小川仁志・著)
予報通り,朝から強めの雨が降る日でした。
気温は低くありませんが,肌寒く感じる一日でした。
午後,○○の会長と打合せと相談をしました。
これまでのこと,今後のこと,地域のこと,組織づくりのこと…
楽しみなアイデアが出ました。
ありがとうございました。よろしくお願いします。
テレビや新聞,雑誌などでは,「AIのこと」を毎日取り上げているように思います。
AIについては,2013年に発表された論文「The Future of Employment(雇用の未来)」(オックスフォード大学 カールフレイ氏ら)により,コンピューター・AIによる技術革新によって「10年後に無くなる職業」の予測が,大きな話題となりました。
その“職業”を見て,一喜一憂された方も少なくなかったと思います。
それから5年,AIは確実に生活の中に入ってきています。
あなたの仕事は,AIに脅かされていませんか。
分からないことはAIに訊けばいい,AIは何でも知っている,AIは絶対正しい──これが常識となってしまう日を,私は「×(バッテン)デー」と呼んでいます。 (略) では,どうやって×デーを阻止するか。 答えは簡単です。AIだけに頼らず,自分で考える習慣を身につければいいのです。これはAIを使うなと言っているではありません。あくまで人間のすばらしさを失わないようにしようと言いたいのです。と呼びかける『AIに勝てるのは哲学だけだ――最強の勉強法12+思考法10(祥伝社新書)を読みました。 著者は,テレビ番組で哲学を知らない人たちに向けてわかりやすく名著を紹介したことでも話題になった哲学者です。商社マン,引きこもり,市役所職員…,さまざまな経験からの知見から,勉強法と思考法を語っています。 では,その勉強法,思考法とは
【勉強法12】 1 課題解決勉強法 2 娯楽でも知識でも教養でもない読書術 3 「役に立たないもの」習得法 4 質問・千本ノック 5 回答・千本ノック 6 物語創作勉強法 7 ながら勉強法 8 ソーシャルキャピタル勉強法 9 お金に物を言わせる勉強法 10 好きなものだけ&飽きたらやめる勉強法 11 ご褒美勉強法 12 全身勉強法 【思考法10】 1 セルフ問答法 3 プラグマティック思考法 3 感情思考法 4 本音思考法 5 身体思考法 6 記憶生成法 7 瞑想思考法 8 宇宙一体化思考法 9 記号思考法 10 メタ思考法勉強法も思考法も,特別に新しいものではないと思います。“自分で考えてきた”方であるなら,「知っている」「したことがある」ことかもしれません。 そうであっても,「今も意識している」「身についている」ことばかりではないでしょう。 本書から,AI社会を“豊かに生きる”ことのできる術を見つけ,実行してみませんか。
目次 はじめに 第1章 考える人と従う人 第2章 哲学こそ、最強の学問である 第3章 AIに勝つ、最強の勉強法12 第4章 最強の哲学思考法10 第5章 未来の生き方【関連】 ◇小川仁志 (@tetsugakusha)(Twitter) ◇哲学者の小川さん(ウェブリブログ) ◇『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(新井紀子・著)(2018/07/01 集団「Emication」)