台風12号。「打木の伝説」《作手村のむかし 24》
異例の進路をとる台風12号(ジョンダリ・JONGDARI)が,小笠原を過ぎたあたりから予報通りに“西に進路”を変え,この後,夜遅くから明日未明にかけて静岡県から愛知県付近を通過し,三重県・紀伊半島に上陸する可能性が高いようです。
台風情報に注意し,進路や天候に気をつけていたいと思います。
午前中,雨はなく日差しもあって“暑い日”になりました。風は多少強めですが,台風を思わせるほどではありませんでした。
そんな“よい天気”でしたが,注意報もなく「愛知県に暴風警報」が12時50分に発令されました。これも異例な感じです。
警報発令を伝えるメールは「第1非常配備」となっていました。
警報だけど…。空を見上げれば,「何で?」と思う青空ですから,実情に合わせた対応でしょう。
夕方,夜になって,曇り空になりましたが,まだ”静か”です。
このまま,静かに通過して行ってくれることを願うばかりです。
hicbc.com:CBC気象情報
文集「こうやまき」から,「作手村のむかし」の一話です。 ******** 『打木の伝説』 (文・協和小4年 女子) 見代のうら山の頂上には,むかしのとりでのあとがあります。そこは,直けい五メートルぐらいの平になっていて,そこから見代や打木(うつぎ)がよく見えます。 そのとりでのあとから見える打木の田んぼの真中に,くろぼうという小さなしげみかあります。そこには,むかし,打木で戦いがあった時に死んだ人たちがいけてあって,石ひが立っています。部落の人たちは,そのしげみの中に入ったり切ったりすると,全身にふきでができるというのでだれも入りません。けれども,田んばのじゃまになるから切らしてくださいといって切ると,ふしぎにふきでができないというようないい伝えかあります。また,そのまわりは沼田なので,たにしがたくさんいますが,そのたにしを食べてもふきでができるといって,見代では食べる人がありません。 わたしは,今でもそんなことを信じている人がいるなんて,ふしぎでなりません。もし,そのしげみを切ったら,ほんとうにふきでができるでしょうか。何だか,そのしげみをほんとうに切って,ためしてみたいような気がします。 ******** さて,この子は「試してみた」のでしょうか。
文集「こうやまき」から,「作手村のむかし」の一話です。 ******** 『打木の伝説』 (文・協和小4年 女子) 見代のうら山の頂上には,むかしのとりでのあとがあります。そこは,直けい五メートルぐらいの平になっていて,そこから見代や打木(うつぎ)がよく見えます。 そのとりでのあとから見える打木の田んぼの真中に,くろぼうという小さなしげみかあります。そこには,むかし,打木で戦いがあった時に死んだ人たちがいけてあって,石ひが立っています。部落の人たちは,そのしげみの中に入ったり切ったりすると,全身にふきでができるというのでだれも入りません。けれども,田んばのじゃまになるから切らしてくださいといって切ると,ふしぎにふきでができないというようないい伝えかあります。また,そのまわりは沼田なので,たにしがたくさんいますが,そのたにしを食べてもふきでができるといって,見代では食べる人がありません。 わたしは,今でもそんなことを信じている人がいるなんて,ふしぎでなりません。もし,そのしげみを切ったら,ほんとうにふきでができるでしょうか。何だか,そのしげみをほんとうに切って,ためしてみたいような気がします。 ******** さて,この子は「試してみた」のでしょうか。