集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

第2回新城市平和祈念式典。

平和祈念式典0729。 台風12号が西進を続け九州に上陸していきます。  異例の進路で,その影響と被害を心配しました。昨日,強風や大雨への備えをして台風を迎えましたが,幸いなことに大きな被害がなく当地を過ぎていきました。  みなさんは,大丈夫ですか大丈夫でしたか。  午後,第2回新城市平和祈念式典があり,後援する新城市遺族会の役員として参加しました。  遺族会が行ってきた戦没者追悼式を“新しい形”にかえ,昨年度より“市民が平和を祈念する場・時”として開催されています。  平和祈念式典は,
○開会のことば ○黙祷 ○市長式辞 ○献花 ○来賓あいさつ ○講話(第1部) 『豊橋空襲・18歳の体験』 ○講話(第2部) 『新城高等女学校と学徒動員』 ○平和都市宣言唱和 ○閉会のことば
と,“講話”が中心の式典でした。  今回は,中学生の参加を計画し準備していましたが,台風12号の影響で対応できない(?)ことがあり,今日の参加は家族と一緒に参加できた生徒だけだったようです。残念でした。  第1部の講話「豊橋空襲・18歳の体験」では,昭和20年6月19日深夜の豊橋空襲で大怪我を負った白井門治氏が,その時起こったこと,体験したことを語っていただけました。  子供達にも出前授業をしている白井氏は,最後に「子供達に伝えていること」を強く言われ,ぜひ中学生にも聞かせたいと思いました。  第2部は,現在,長篠城址史跡保存館で行われている特別展『新城高等女学校と学徒動員』を担当する山内祥二氏が,関係者への聞き取りで得た情報・話を紹介いただきました。  昨年の記事に,
 会場は“満員”で,大盛会の第1回でした。  でも,気になっていた「“若い世代に語り継ぎ”を形にする」ことができたのか,足らなさを感じます。  お招きした“伝承者”は,さらっと言われましたが,研修を受けた方です。話をする相手は“次世代”を想定しているように思います。  今日の市民発表,講話を,もっと多くの“次世代”に直接伝えられる式典であったなら…。
と書きました。  今年は台風の影響もあったようで昨年ほどではありませんが,盛会で開催できました。  しかし,会場を見渡しても「次世代へ継承し…」ということの難しさを感じました。  この点への“改善”が急務だと思います。  閉会のことばで,「平和」と「安心・安全な街づくり」をキーワードに,“不戦の誓い”からの平和だけでなく,自然災害への備えとして「風の通り道は…」「水の出るのは…」「もし堤が崩れたら…」という先人からの言葉も,次世代へ伝えていただけるようお願いをしました。  追悼と先人への感謝,今への感謝,そして未来(あす)を考えた一日でした。  ありがとうございました。 【関連】   ◇新城市平和祈念式典(2017/07/29 集団「Emication」)   ◇新城市平和都市宣言新城市)   ◇豊橋空襲を語りつぐ会   ◇新城高等学校 学淵祭 企画『新城高等女学校 70年前の悲劇』(pdf 2015/11/06)   ◇長篠史跡保存館で特別展「新城高等女学校と学徒動員」(2018/07/19 新城・勝手に応援隊)