台風21号。言葉「放課?」
非常に強い台風21号が接近し,大きな被害が予想され,昨日のうちに「小中学校の臨時休校」や「事業所の臨時休業」「交通機関の運休」が伝えられました。
当地では早朝に暴風警報,午前中に大雨警報が発令され,自主避難所も開設されるなど,繰り返し警戒が呼びかけられました。
今日の予定も,暴風警報の発令により中止になり,家で過ごしました。
テレビでは「台風情報」がずっと流れているようでした。台風の規模や進路,対策だけでは編成が困るようで,中継やインタビューが差し込まれます。そのなかに,“暴風の現場から中継”があり,「その人,大丈夫?」と心配になる激しさです。こうした“絵”はニュースで無くなったと思っていたので驚きでした。
厳重な警戒,命を守る行動…を求めているのは分かりますが,誰に向けた放送なのか気になった,“どの放送局も台風情報”というテレビ放送でした。
台風は当地から遠ざかっていきますが,まだ強い風,強い雨が続くようです。警戒が続きます。
みなさん,台風21号による被害はありませんでしたか。
予定が中止になったことで時間ができて,ネット情報を見ていました。
そのなかで,「そういえば…。」と扱いが気になった言葉がありました。
今日,放課時の地震を想定した避難訓練を行いました。放課で遊んでいるときに,地震の揺れが治まるまで安全に過ごし,避難をすることが目的です。地震の放送後,地震がおさまったことを確認し(略)「何が気になったの?」と思われた方は,愛知県で育ったのではないでしょうか。 気にしたのは「放課」という言葉です。 これは,愛知県の方言(名古屋弁・三河弁)のようです。県内のほとんどの学校では,授業と授業の間の休み時間のことを「放課」と言っています。 でも,他地区の方には,「放課」と言って“授業と授業の間の休み時間”とは伝わりません。
「放課」とは,その日の所定時間の課業から放たれること。 学校で,その日の課業が終わることと辞書は説明しています。 先の記事では,課業が終わった後ではなく,授業と授業の間の休み時間です。 この言葉を使うことが拙いというのではなく,地域の「方言」として理解し使っているのかが気になりました。 自分自身も,この話を知るまで“疑問なく”使っていました。 言葉・文字で理解し,言葉・文字で伝える… グローバル社会であり,異文化を知り交流をしていく国際理解教育を進める学校にあって,どのように“文化”を育んでいくのかを考える一つの視点だと思います。 みなさん,「放課」「放課後」「授業後」…,分かりますか。