集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『ギブ&ギブの法則』(志賀内泰弘・著)

花803。  朝から雲が多く,「今日も急な雨があるかな」と心配な天気でした。  各地で「天気が急変して…」「豪しい雨が降って…」という状況で被害も出ているようです。  安定した天気が待たれます。  不順な天候が続いてはいますが,猛暑日,熱帯夜…と“暑い夏”です。  作手地区は,標高500mの高原です。日中は,アブラゼミなど夏の蝉の声が聞かれますが,午後になると鳴き声が変わります。  先月後半からヒグラシの鳴き声が聞かれるようになりました。    ◇「ヒグラシの声」が。晩夏?YouTube)  「暑い夏」。みなさん作手地区で避暑はいかがですか。   「ギブ アンド ギブ」という言葉を聞いたことがありますか。  「ギブ アンド テイク」ではなく「ギブ アンド ギブ」です。  “世界中の成功者が実践する”と言われる「ギブ&ギブ」です。  その“法則”を小説にして伝える『「いいこと」を引き寄せるギブ&ギブの法則』(PHP研究所・刊)が発刊されました。  小説の舞台は,愛知県知多半島に浮かぶ小さな島「多賀良島」です。主人公は,「多賀良島しあわせホテル」の若女将 風見美咲です。  かつて観光客で賑わったその島も,今では限界集落島となり,市長から島ごと「リストラ」されかかっていました。  そこに現れたのが,「タルシル(足る知る)」と名乗るみすぼらしい托鉢僧です。  タルシルと美咲が出会って,「ギブ&ギブ」という一見“奇妙”な教えを実践していきます。  「多賀良島」が再び息を吹き返し,大きな奇跡が…
 タルシルは,本堂の阿弥陀如来のわきの壁に軸をかけた。そして,居住まいを正して軸に向き合い一礼をする。そして,合掌。 「放てば手に満てり」  急に,1オクターブ低く,重々しい声でお経を唱えるように発した。
 この軸に書かれた「放てば手に満てる」が,お話のキーワードです。  本書のなかに“まとめの軸”が表れます。気になる軸は,メモして壁に貼っておくとよさそうです。  多賀良島には『ぐるりの教え』が伝わっていました。  それを“経済”の話で,タルシルが説明をします。
 「ここで,安さがウリの家電量販店でテレビを18万円で買った場合と,友だちが紹介してくれた電気屋さんで20万円で買った場合を比較して考えてみたいと存ズル。(略) いつもいつも繰り返していくうちに,何かが得られるのです。わかるでゴザルカ?」
 差の『2万円というお金』が何かを生み出すと語ります。  『何か』が得られるというが,それは…。  誰でも無償でギブできるものを伝える例として,「無財の七施」を紹介しています。
一、眼施 … 優しい目で人に接すること 二、和顔悦色施 … 柔和な顔と喜びの顔を施すこと 三、言辞施 … おもいやりの言葉を掛けること 四、身施 … 身体を使って人の役に立つこと 五、心施 … 細やかな心遣いをすること 六、牀座施 … 困っている人に席を譲ること 七、房舎施 … 旅人に宿舎を提供すること
 本書から「見出す法則」は,読む人によって異なると思います。その一つでも行動に移すことで,“新しい自分”に出会えるように思います。  みなさん,まず読んでみませんか。 【関連】  ☆志賀内氏は,無料試読版を配付(公開)しています。    無料試読版はこちらから。   ◇いい話の広場 【運営】プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動   ◇プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動 @giveandgiveFacebook