リニューアル。 3-2 家庭・地域での生活 (新しく先生となるみなさんへ)
小雨の降る一日でした。
最近リニューアルの済んだ店舗に立ち寄りました。
入店から品選び、会計、店外へ…、これまで「気持ちの良い…」といつも感心し、○○の購入は此処でした。
今日、「あれっ」と接客について思うことがありました。
休日明けだから…、店内の配置が変わったから…、動線が変わったから…。リニューアルして変えたのでしょうか。…
ちょっと残念でした。次の機会には…。
平成の頃、新任教員に「学校のこと」「教職のこと」を紹介する冊子『新しく先生となるみなさんへ』が配付されていました。
当時とは教育を取り巻く状況が変わっていますが、若い先生や教職を目指す若者に参考となる部分もあると思います。
その冊子(平成19年度)から順に紹介していきます。
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教員の知っておくべきこと
2 家庭・地域での生活
学校,家庭,地域での教育や生活全体で,子供たちに「生きる力」をはぐくみ,健やかな成長を促すという学校週5日制の趣旨を踏まえ,家庭・地域との連携を図りながら,次の点に留意していきたい。
(1) 生涯学習の基礎として,知的好奇心や探究心をもって自ら学ぶ意欲や主体的に学ぶ力を育てることを重視したい。家庭学習についても,子供の過重負担や自主性・自発性を阻害するものにならないよう配慮したい。また,その内容を家庭での憩い,趣昧,労働,人間関係なども含めて広義にとらえ,幅の広い学習や体験を支援するようにしたい。
(2) 子供たちがゆとりある生活の中で,家庭や地域の人々との触れ合いを深め,自然体験,地域行事やボランティア活勣への参加,文化・スポーツ活動など様々な活勣や体験をすることが望まれる。そのために子供の発達段階や実態に応じ,休業日の有意義な過ごし方について考えさせたり,課題意識をもって自分の生活を組み立てることができるよう指導したりするようにしたい。
(3) 教具として,子供たちの活動や体験の場となる地域の状況・特色などについて理解を深めることが大切である。日ごろから地域の素材や人材などに関心をもち,教育活動にも生かしていきたい。
地域とともに歩む学校 私の勤務校では,平成17年度から取り組んできた研究の発表会が実施された。教師だけでなく,多くの保護者や地域の方々が,公開授業や協議会に参加され,学校教育に大きな関心をもってみえることが分かった。また,地域の方々の協力で。学校外での生徒の様子を知ることもでき,生徒指導に生かしている。このように,学校には,常に地域から関心と期待が寄せられているということを忘れてはならない。その期待に応えるとともに,「信頼される学校」を目指して,日々の授業や生徒指導をより充実させていかなければならない。 (平成18年度初任者)******** 注)これまでの記事は〈タグ「新しい先生」〉で 注2)掲載しているイラストは、学年通信(1993・1994年度)用に教員が描いたもので、冊子との関連はありません。