集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

自由研究。 『捨てないパン屋の挑戦 しあわせのレシピ』(井出留美・著)

ご飯1016。 午後、この夏に子供達が取り組んだ“算数・数学の研究”の作品について、数学の先生方と意見交換をしました。  新型コロナ禍の続くなか、子供達の夏休みが“これまで”とは変わってきているようです。その“変わった”は、これまでを知っている大人が感じ、口にすることであり、子供にとっては“今がすべて”です。  その“に見つけたこと”を研究し、まとめに出会えました。  研究を楽しむ子供、参加された先生方に、たくさんの刺激と元気をいただきました。  ありがとうございました。  図書館の児童書コーナーにあった『捨てないパン屋の挑戦 しあわせのレシピ』(あかね書房・刊)の“しあわせのレシピ”と“挑戦”が気になって手に取りました。  食品ロスジャーナリストの著者が、パン屋 deRien 店主の歩みを綴っています。
 捨てないパン屋として評価される田村陽至氏の人と思想を、食品ロスの専門家として数多くの受賞を誇り、食品ロス削減推進法成立の原動力となった井出留美氏が活写する。  田村氏のモンゴル滞在の経験や、ヨーロッパへのパン修行の旅など、美しい自然風景と感動的なエピソードを交えながら、捨てないパン屋になるまでの葛藤を通じて、自然への深い愛情と、食品ロスなき未来への希望を描いたノンフィクション。
 本書は、「第68回(2022年) 青少年読書感想文全国コンクール課題図書」小学校高学年の部の一冊です。  田村氏が“捨てないパン屋”となるまでの歩みを、著者の“”から、子供に伝わる言葉と表現で綴られています。言い換えができない言葉や補足は、ページの下部に載せています。  食品ロスや環境問題に、パン屋さんが取り組んでいくようすから、その生き方働き方に想いを寄せ、考えることがありました。  児童書ですが、“これからのキャリア”を考える若者が読むのもお薦めです。  みなさん、いかがですか。  読書メモより
○ 「ルヴァン」は、国産の小麦粉と天然酵母をつかってパンを焼く、こだわりのパン屋として知られています。 ○ だからこそ、田村さんは「買いものは投票」と考え、値段が高くても国産小麦をつかってきたのです。 ○ 食べものがいちばんの環境問題 ○ 「これは夢か? パン屋の仕事がこんなに楽だったら、毎日たのしくてしかたがないじゃないか!!」 ○ あの日、うっとりするような、こうばしいパンの香りにみちびかれてはじまった。田村さんの「ほんもののパンをめぐる旅」はこうして終わったのです。
   目次 プロローグ いのちのバトン 1章 パンぎらいのパン屋の子 2章 食べものがいちばんの環境問題? 3章 パンぎらいのパン屋修業 4章 さすらいの旅 5章 パンぎらい、パン屋になる 6章 食べるとは「いのち」をいただくこと 7章 パンぎらいのフランス修業 8章 捨てないパン屋 9章 旅するパン屋 10章 しあわせのレシピ エピローグ いのちをはぐくむパン あとがき
【関連】   ◇井出留美 Rumi Ide (@rumiide)Twitter)   ◇ドリアン田村陽至 (@takineru)Twitter)   ◇ブーランジェリー・ドリアン deRien - 捨てないパン屋   ◇pain deRien/米 deRien(@pain_derien)Instagram写真と動画)   ◇内田 有美(@ym.ucd)Instagram写真と動画) 【おまけ】  この図書について調べて(検索して)いて、出版社や書店の紹介記事、通販サイトに続いて、サイト「読書感想文の書き方 −読書感想文の書き方.com−」の記事がありました。  そこには、「「捨てないパン屋の挑戦」あらすじ、ここがポイント!着眼点の例、読書感想文の例【例文】…」が載っていました。   ◇「捨てないパン屋の挑戦」読書感想文の書き方【例文つき】(読書感想文の書き方と例文)  サイトには、“2016年からの課題図書”や“おすすめ本”などが紹介・掲載されていました。  子供が、ここを参考にして“宿題の感想文”を書いて、それが提出されたら…。  先生は、気づくかな…。