集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

ちくわ。『書斎の鍵』(喜多川泰・著)

鯉幟0423。 今日も,天気のよい日でした。でも,冷たい風で寒い一日でした。  NHK連続テレビ小説「エール」をご覧になっていますか。  古関裕而・金子ご夫妻をモデルにしたドラマで,金子さんの出身が愛知・豊橋市ということがあり,食事などの場面に“ちくわ”の登場が増えています。気づいていましたか。  新型コロナウイルスの感染拡大の影響で,連続テレビ小説「エール」や大河ドラマ麒麟がくる」の収録が見合わせられており,さらに延長するようです。直ちにドラマの放送が休止することはないようですが,再開がいつになるか気になります。  それはともかく,「エール」の展開とともに,登場する“ちくわ”にも注目したいと思います。  さて,明日,父(三郎)は何を言うのか…。  「いい話の図書館」で届いた15冊目の図書です。  この『書斎の鍵 (父が遺した「人生の奇跡」)』(現代書林・刊)を読むのは2回目です  本に恋する小林店長は,ブックカバーに
 読書は何のためにするのか。  その答えに,いつも優等生的な返事しかできませんでした。  でも,この本に出会って,そうなんだ!と思いました。  読書は,愛する人を幸せにするために,するものなのです!  「えっ?」 ぜひ読んでみて下さい。  今は,自信を持って,若い人たちに語っています。
とメッセージを載せています。  最初に読んだのは,先行発売(2015年)で手にしてすぐに読みました。素敵な小説でした。  そのときのブログで,次のように本書を紹介しています。    ***************  本を手にして「あれっ?」と思いました。前半と最後は白い紙なのですが,途中の色が違っています。  「製本ミスなの?」  読み進んで,色の違いの意味がわかりました。  主人公は,〈やる気のない営業課長〉前田浩平です。  時代は,ソーラーハイブリッド車や水素ハイブリッド車が走っていたり,スマグラ(眼鏡式携帯電話スマートグラス)を使っていたり,紙の名刺は使わなくなった“未来”です。  2055年2月22日,浩平が部長に休暇の申し出をします。  浩平の父親が亡くなり,実家に戻ると,そこで「父親の遺言状」を読みます。そのなかに,
 「書斎」の鍵はある人に預けてある
という,自分はもちろん,母親にも分からないメッセージが残されていました。  そこから,話が始まります。  内容はあまり書かない方がよいでしょうが,次のような話が出てきます。
・ 一冊の本と出会うことで,心が楽になることがあります。  一冊の本と出会うことで,前に進む勇気がもらえることがあります。 ・ 読書はイメージの冒険である。
 本との出会い,読書の愉しみ,そして,「心の・・・」と。  エピローグは,2055年4月52日の会長室の会話です。その中で,
 人間は,お互いに関わり合いながら生きている。そうである以上,自分の人生と他人の人生を切り離して考えることなどできないのだ。君が自分の責任で幸せになることでしか,救えない人生もあるということだよ。
 そして,2056年4月29日。浩平が鍵を持ち,書斎の前に立ちます。  喜多川氏の誘いで,あなたも書斎へ。    ***************  あの頃とは違った“書斎”に出会えました。それでなお,本との出会うこと,読書を愉しむこと,幸せにすること… を愉しみ考えました。  あなたも,書斎の鍵を開けてみませんか。
    目次 遺言状 聖域 右手の秘密 乗り越えるべき試練 心の鍵 〈書斎のすすめ 読書が人生の扉をひらく〉  序章 なぜ心もお風呂に入らないの?  第1の扉 書斎で「心の汚れ」を洗い流す  第2の扉 「人生の方針」は書斎で見つかる  第3の扉 書斎で裸の自分と語り合う  第4の扉 読書で「運命の人」と出会える  第5の扉 書斎で「生きる力」が磨かれる  第6の扉 ブックルネッサンスで世の中が変わる エピローグ 最初の涙 あとがき
【参考】   ◇喜多川 泰 ? Yasushi Kitagawa Official Website   ◇書斎の鍵(現代書林) 【「いい話の図書館」 これまでに紹介した本】   ◇『12の贈り物』(シャーリー・コスタンゾ・作)(2020/04/03)   ◇『ぼくの命は言葉とともにある』(福島智・著)(2020/03/31)   ◇『ひと』(小野寺史宜・著)(2020/03/06)   ◇『尼崎ストロベリー』(成海隼人・著)(2020/01/24)   ◇『365日の親孝行』(志賀内泰弘・著)(2019/11/27)※11月に受領   ◇『よっぽどの縁ですね』(大谷徹奘・著)(2019/11/25)   ◇『「あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。」』(高橋しん・著)(2019/11/06)   ◇『京都祇園もも吉庵のあまから帖』(志賀内泰弘・著)(2019/10/23)※10月に同封   ◇『雪とパイナップル』(鎌田實・著)(2019/10/06)   ◇『負けるな、届け!』(こかじさら・著)(2019/08/31)   ◇『気象予報士のテラさんと、ぶち猫のテル』(志賀内泰弘・著)(2019/08/18)   ◇『本のエンドロール』(安藤祐介・著)(2019/08/10)   ◇『Life(ライフ)』(くすのきしげのり・作/松本春野・絵)(2019/06/30)   ◇『勇者たちへの伝言』(増山実・著)(2019/05/29)   ◇『スタートライン』(喜多川泰・著)(2019/05/22)   ◇『眠る前5分で読める 心がスーッと軽くなるいい話』(志賀内泰弘・著)(2019/04/10) 「いい話の図書館」とは… 本との出逢いは,人生を変えます。辛い時,悲しい時,一冊の本が「生きる希望」を授けてくれます。  そこで,ステキな本との出会いを提供する「いい話の図書館」を全国津々浦々に作ったら,どんなに素晴らしいだろうと考えて館主を募集しております。「いい話の図書館」の館主のお仕事は,本棚にステキな本を並べて多くの人に自由に読んでいただくこと。そのステキな本は,テレビをはじめ,マスコミでも話題の小林書店のカリスマ店主,小林由美子さんが心を込めて推薦する本です。   ◇いい話の図書館【申込】   ◇小林書店さん (@cobasho.ai)Instagram写真と動画)   ◇志賀内 泰弘Facebook) 【話題】   ◇NHK連続テレビ小説『エール』NHK)   ◇ヤマサおすすめ情報;「エール」のまち豊橋!(ヤマサちくわ) 【おまけ】  子供達に挑戦を勧めてみてはいかが。  さらに加えたり,オリジナルの100個を考えたり…。  楽しそう。