SDGs。『尼崎ストロベリー』(成海隼人・著)
朝,外に出ると“ぬる〜い”感じがしました。
気温は下がっておらず,暖かい朝でした。
日中,“冬の環境(装備)になっている”部屋の中は,“む〜ん”としていました。なかなか臨機応変の対応は難しいようです。
インフルエンザ感染などの予防にも,換気が重要です。人の集まる場所では,ぜひ小まめな換気をお願いします。
先日,SDGsの話をし,生徒向けの図書を紹介した校長先生から,その後の対応や“作戦”をお知らせいただきました。
思いがけないところに“よい話”があったようです。
“動いたこと”で,新たな出会いや発見があり,次への夢が広がります。これからが楽しみです。
「いい話の図書館」で届いた12冊目の図書です。(11冊目は後日。)
今回の本は,『尼崎ストロベリー』(幻冬舎・刊)です。
本に恋する小林店長は,ブックカバーに
どんな困難だって 笑いに変えなさい 全てを笑い飛ばして 生きていきなさい。 地元「尼崎」の物語と,友人にすすめられて 読みました。 貧しく苦しい生活の中でも「笑う」ことで世間や他人を恨まないで生きてきた母と子,その母親の余命を知った高校生の息子の悲しみに胸がしめつけられました。 その息子が大切な「オカン」のためにしたことは… 時代は変わり,風景も変わる。しかし,尼崎を愛し,母を愛し,「一生懸命」生きた少年がふっと目の前をよぎるのです──。とメッセージを載せていました。 尼崎に行ったことはありませんが,高校生が描く“よき尼崎”を見た気がしました。
僕らはいつも,こんな感じだった。こんな馬鹿げた事に真剣に取り組み,二度とは戻らないらしい青春を浪費した。後から振り返ってみても非常に勿体無いし,贅沢な時間の使い方をして,少しの後悔があることを僕はここに自白する。(略) 若者のすべてがぎゅっと詰めこまれたたったのその1割が,眩しいくらいにキラキラ輝いて見えるのかもしれない。僕ら「駿一」と「マコト」が,やり場のないエネルギーと細やかな人情が複雑に入り混じる町で,オカンの命をかけて“笑い”尽くしています。
マコトは「誰が阿保や!」と再びがなった。 僕は頭の中で,オカンが示した無責任な感覚値を標準に置いて,台本の全てを計測してみようと考えた。そしてオカンに「5%の法則やな。ええのん,もいらったわ」と謝意を告げた。この「5%の法則」が…。 尼崎の笑い,オカンの笑い…。 そこで始まる物語を楽しみませんか。 【関連】 ◇成海 隼人(なるはや) (@hayato0753)(Twitter) 【「いい話の図書館」 これまでに紹介した本】 ◇『365日の親孝行』(志賀内泰弘・著)(2019/11/27)※11月に受領 ◇『よっぽどの縁ですね』(大谷徹奘・著)(2019/11/25) ◇『「あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。」』(高橋しん・著)(2019/11/06) ◇『京都祇園もも吉庵のあまから帖』(志賀内泰弘・著)(2019/10/23)※10月に同封 ◇『雪とパイナップル』(鎌田實・著)(2019/10/06) ◇『負けるな、届け!』(こかじさら・著)(2019/08/31) ◇『気象予報士のテラさんと、ぶち猫のテル』(志賀内泰弘・著)(2019/08/18) ◇『本のエンドロール』(安藤祐介・著)(2019/08/10) ◇『Life(ライフ)』(くすのきしげのり・作/松本春野・絵)(2019/06/30) ◇『勇者たちへの伝言』(増山実・著)(2019/05/29) ◇『スタートライン』(喜多川泰・著)(2019/05/22) ◇『眠る前5分で読める 心がスーッと軽くなるいい話』(志賀内泰弘・著)(2019/04/10) 「いい話の図書館」とは…本との出逢いは,人生を変えます。辛い時,悲しい時,一冊の本が「生きる希望」を授けてくれます。 そこで,ステキな本との出会いを提供する「いい話の図書館」を全国津々浦々に作ったら,どんなに素晴らしいだろうと考えて館主を募集しております。「いい話の図書館」の館主のお仕事は,本棚にステキな本を並べて多くの人に自由に読んでいただくこと。そのステキな本は,テレビをはじめ,マスコミでも話題の小林書店のカリスマ店主,小林由美子さんが心を込めて推薦する本です。 ◇いい話の図書館【申込】 ◇小林書店さん (@cobasho.ai)(Instagram写真と動画) ◇志賀内 泰弘(Facebook) 【おまけ】 ◇「Emication」の読書はこちら