手紙。作手の剣道(17)(続 つくで百話)
天気が良いのに風が強く,寒い一日でした。
今日,世話になっている知人から手紙(スマートレター)が届きました。
中に,手紙と○○と○○が入っていました。手紙は
友人から日々,メールが届きます。 電話でも,話題は「あの話」ばかりです。 要旨は3つ。 ? どうなっちゃうんだろう … という不安 ? 今やるべきことは,自分と大切な家族の命を守るために自粛に耐えよう … と確認 そして,これがどうしても避けがたい直面する問題 ? 売上が8割減だよ(このままでは倒産だという人も) … もう笑うしかないと始まっていました。そして「なんとかしたいけど,どうしてあげることもできないもどかしさ。」と。 「でも,でも,何か“行動”をしたい。」と行動されたことの一つが,今日届いた物でした。 笑顔が届きました。元気が届きました。 ありがとうございます。 自分にできる“行動”は…。 『続 つくで百話』(1972・昭和47年11月 発行)の「作手の剣道」の項からです。 ******** 剣道を実生活に活かす阿部金重 銃剣道と剣道 (つづき) 陸軍士官学校助教時代には各宮家学生,特に竹田宮殿下,李鍵公殿下の個室の隣室に居住して平素剣道御指導に当たりましたが,当時下賜された賜杯は今でも家宝として大切に保管しております。陸軍士官学校及び陸軍戸山学校の卒業式などの時に行なわれた剣道試合には選手として,また審判員として,御名代官殿下の台覧試合に出場したことを無上の光栄としております。 彼の銃剣道は陸軍戸山学校以来白井陸治範士九段(宝飯郡一宮町出身)の懇切な指導をうけて今日の上達を遂げたものであります。 終戦後暫くの間,彼の剣道にもブランクがありましたが,剣道教士今泉清一氏の勧奨によりスポーツ剣道の復活と共に,往年の意欲を燃えあがらせ,真摯な努力精進を続けております。 彼の住家の西北方にハ丈坊という霊峰が聳えたっており,この山頂に源為朝公がまつられております。彼は毎朝この八丈坊に向かって,剣道八段範士への昇段を祈り,多年愛蔵の木刀をとって二百回の素振りをすることをその日課としております。時には水田の水回りに県道上で,またある時は家の前の県道にあるカーブミラーを相手に裂帛の気合をこめて素振りをやっております。彼を知らない人には気ちがいと間違えられることもありますが切瑳琢磨をつづける老剣士阿部金重の面目躍如たるものをここに看取することができます。 彼は,現在七十才の高令剣士でありますが溌刺たる元気を保持しつつ,地方青少年の指導にあたり,各地の剣道教室や豊川自衛隊にも出張指導に専念しております。 彼は毎年の全日本剣道連盟京都大会や全日木銃剣道東京大会には,いつも選手として,また審判員として出場して,斯道の研讃練磨に涙ぐましい精進をつづけております。 阿部金重先生の現在の役職名と段級は次の通りであります。 愛知県剣道連盟理事及技術委員 愛知県銃剣道連盟常任理事及審査員 全日本銃剣道連盟審判員 銃剣道教士八段 剣道教士七段 居合道五段 ******** 注)これまでの記事は〈タグ「続つくで百話」〉で 注)『つくで百話』の記事は〈タグ「つくで百話」〉で 【おまけ;簡易型フェイスシールドの設計図】 医療関係者に感謝! 医療の使用できるものを作るのは簡単ではないでしょうが,一般に流通しているもので製作する方法が載っています。技術のある方,手作りマスクだけでなく,簡易型フェイスシールドづくりもいかがですか。 ◇緊急コラム「新型コロナウィルス感染症対策 簡易型フェイスシールドの設計図の公開と作り方」(労働政策研究・研修機構(JILPT))