『人生に、エールを。』(志賀内泰弘・編・著)
朝,雨が強く降っていましたが,次第に小降りになり,午後には止みました。帰りに傘を置き忘れてしまいそうでした。
「いい話の図書館」で28冊目の図書『人生に、エールを。〜はげまし、はげまされ〜』(リベラル社・刊)です。
本に恋する小林店長は,「本に恋する店主の呟き新聞」に
今月の本は,すでに読まれた方も多いかもしれません。でも,ますます先の見えない今,誰もが当事者であるコロナから逃げるわけにはいきません。 「正しく恐れる」ために,でも希望をなくさず歩いてゆくために,チャリティーブックにご協力いただこうと思いました。すでにお持ちの方は,ぜひ大切な方にプレゼントしていただければ何よりです。とメッセージを載せています。 帯の「コロナ禍の笑顔になれるいいニュース集めました。」の通り,新聞などに載った"心が温まるニュース”が編集されています。そして,この本は「新型コロナ医療従事者チャリティブック」で,売上の一部が日本財団(新型コロナウイルス感染症拡大に伴う支援)を通じて寄付されます。 本書を購入することで,医療従事者にエールを送り,この話を読むことで,自分の心にエールが届きます。 「ニュース」が3章にわけて紹介される他,石井亮次さん,星野源さんなどの「各界からのエール」,「ショートエッセイ」,「コンクールで見つけたいい話」が載せられています。 「新型コロナウイルスに感染しないように…」「感染予防をして…」「○○を我慢して…」「テレワークで…」「ワクチンを早く打って…」… 新型コロナウイルス感染症に"向かって”きましたが,気づくと,それは"自分に向けてのこと”になっていたような気がします。
もし,感染したら… もし,医療に携わる家族がいたら… もし…想像力が狭くなっていたようです。知識や情報として知っていたことが内に向かっていたようです。 自分にできること,自分がすること,自分がしたいこと… それが"外”へ向かっていくことになるでしょう。 そして,心が温かく,元気になりそうです。 本書のエールを,人生のエールに。 読書メモより
○ 批判よりも提案を 嘆きよりもユーモアを ○ 母は,家族を守るため,自宅に帰らない方がよい,と泣きながら遺書をくれた。 ○ 「思ったこと」「できること」を「すぐに」動けることってスゴイ! ○ 「恩送り」 人から受けた親切を 他の人に送ってゆく ○ テレワーク出来ない人が支えている文明社会の根っこの部分 ○ でも,でも,…ひょっとしたら,10年,15年後に,ものすごい社会変化に対しても生き残れる適応能力を身に付けた成人になっているかもしれません。蓮の花が泥の中から咲くように。 ○ 「ありがとう」の反対語は,「あたりまえ」 ○ 人間界で 何が起きても 季節は移ろう 自然の営みは偉大だなあ。
もくじ 各界からのエール 出版にあたって 第1章 医療従事者にエールを送ろう 第2章 わたしたちにできること 第3章 頑張ってるみんなにエールを あとがき【関連】 ◇志賀内 泰弘(Facebook) ◇新型コロナウイルス感染症拡大に伴う支援(日本財団) ※本書の売上の一部が支援金として寄付されます。 ?【「いい話の図書館」】 ◇最近紹介した本 ◇『ジュリーの世界』(増山実・著)(2021/05/22) ◇『母からゆずられた前かけ』(宮川ひろ・著)(2021/04/20) ◇『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』(藤尾秀昭・監)(2021/03/02) ◇『おもかげ』(浅田次郎・著)(2021/02/08) ◇『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』(川上徹也・著)(2020/12/20) *以前に紹介した本は ☆カテゴリー「いい話の図書館」から 「いい話の図書館」とは… 本との出逢いは,人生を変えます。辛い時,悲しい時,苦しい時,一冊の本が「生きる希望」を授けてくれます。 そこで,ステキな本との出会いを提供する「いい話の図書館」を全国津々浦々に作ったら,どんなに素晴らしいだろうと考えて館主を募集しております。「いい話の図書館」の館主のお仕事は,本棚にステキな本を並べて多くの人に自由に読んでいただくこと。そのステキな本は,テレビをはじめ,マスコミでも話題の小林書店のカリスマ店主,小林由美子さんが心を込めて推薦する本です。 ◇いい話の図書館【申込】 ◇小林書店さん (@cobasho.ai)(Instagram写真と動画) ◇志賀内 泰弘(Facebook)