集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「ちくわの穴」。「椀出淵」(つくで百話)

花0826。 天気の良い日でした。最近,秋の気配を感じる天候でしたが,午後は久しぶりに「暑い」と口に出る日でした。  明日から雨模様の天候が続くようです。蒸し暑くならないといいなあ。  午前中,作手中学校を訪ねて校長先生と情報交換をしました。  最近の話題,地域の話題,教科の話題,そして課題と展望…。  屋外で作業を中断し,時間をとっていただきました。ありがとうございました。  何か分からないことも,さっと“検索”すると,すぐに“答え”が返ってきます。その便利さに,それが求めるものなのか,正しい内容なのかのの確認が疎かになってしまっている気がします。  古い本ですが『検索は、するな。』(安田佳生・著/サンマーク出版・刊)からのメモを見直しました。その中から
・仕事における「自分事」の対義語は「みんな事」である。 ・スキルアップとは「ボツ案」のレベルを上げること。 ・ちくわの穴について深く考える人は仕事ができる。 ・ちくわの本質も人生の本質同様,穴の外側にあるのだ。 ・最初から答えはいくつもあると思って考えた方がいい。 ・答えを出すために考えるのではなく,思考を深めるために考える。 ・成長していくためには,100%受け入れることが大事であると同時に,100%疑ってみることが必要だ。 ・三十代以降の頭のよさや能力は,その人がそれまでに積み重ねてきた「真剣な思考の時間」に比例する。 ・仕事に感情を交えない人は,いい商品を作ることも,商品を売ることもできない。 ・人にはアクションに結びつく理解と,アクションに結びつかない理解がある。 ・「わかる」には三つの段階がある。   レベル1 「内容を理解する」ということ   レベル2 伝えたことに「同感」する段階   レベル3 理解が「共感」を生み出す ・相手の感情に思いをはせる ・自分の感情をむやみやたらと垂れ流さずに,かみしめて生きてゆくことが,人として成長していくためには必要なのだ。
 社会もネットもダイナミックに変化してきていますが,今も変わらない言葉(気づき)があるように思います。  人に思いを寄せ,考え,行動する,それを考えた日でした。  『つくで百話』(1972・昭和47年 発行)の「川に因んだ話」から紹介です。 ********     椀出淵  善夫の横畷に,昔大池がありました。この池の水神様にお願いすると,お膳やお椀を貸していただけました。ある心掛けの悪い人が借りたお椀をこわしましたがお詫びもせずに,残っていた分だけをお返しして何喰ぬ顔をしておりました。そのことがあってから,水神様は村人の頼みをきかれなくなりました。この大池のあったとこは,現在は水田になっており,その一隅に水神ボロといって潅木類が茂り,その辺に一〇平方メートルくらいの水溜りがあります。これが昔の大池の中心でありました。 ******** 注)これまでの記事は〈タグ「つくで百話」〉で