集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『不採用語辞典』(飯間浩明・著)

花0418。 今日は天気が回復し,晴れました。  出先は,朝から晴れており暑くなりました。  晴れと雨を繰り返しながら,“”に向かっていくようです。  今年1月,『広辞苑』が新しくなりました。    『広辞苑 第七版』,買いますか?  クイズ番組で,「広辞苑に新しく掲載されて○○は…」と問題に取り上げているのも見かけます。  “辞書をひく”ことで,新しい発見があったり,「ほ〜,なるほど」と感心することも少なくありません。  辞書を編纂している方々は凄い。  少し(?)前の本ですが,生活に根ざした言葉を積極的に収録することで知られる『三国(さんこく)』(三省堂国語辞典)の編纂者が著した『不採用語辞典』(PHP・刊)は,“言葉を楽しむ”ことを伝えてくれます。  紹介文によると,勘違いから生まれた言葉,業界特有の言葉,世相を映す言葉,クスッと笑える言葉を,文芸書からツイッター,バスの中の大学生の会話までを渉猟して集めた“辞書に載らないけれど魅力的な言葉”について,解説されています。  それぞれの言葉について,上部に「用例」があり,その下に飯間氏が「解説」しています。  「アガる」,「イミフ」,「コンメシ」,「ヤバカワ」,「お祈りメール」,「キョドる」,「ぽちる」…  こうした言葉が紹介されています。  辞書の新版を作るためには1万数千語を集め,そのうち採用される言葉は数千語で,半分以上は自ら「不採用語」にするのだそうです。  先の言葉が,新版の編集会議で議論されたかというと…  “最近のことば”い疎いジイサンにとっては,「へ〜」の続く楽しい本です。また,辞書編纂の裏側も垣間見ることができるお得な(?)一冊です。  この本と合わせて『三省堂国語辞典のひみつ』(三省堂・刊)を読むと,さらに『三国』が楽しめるでしょう。  「どんな言葉があったかな?」と振り返ると「???」。  言葉って難しい
  目次 第1章 思わず言い間違った?―まだ定着していないことば 第2章 辞書にあったら楽しそう―ユーモアのあることば 第3章 こんな言い方もあるとは―バラエティーに富んだことば 第4章 いつかは全国区に?―方言あるいは方言ふうのことば 第5章 行けると思ったのに―最後に落選したことば