集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『おやこで話す はじめてのLGBTs』(鶴岡そらやす・著/一芒・イラスト)

花0430。 4月最終日。朝から青空の広がる晴れた日でしたが,思ったほど気温は上がらず,室内にいると肌寒く感じました。  新型コロナ禍のゴールデンウィーク,どのように過ごしますか。  市図書館の児童向け書架にあった『きみは世界でただひとり~ おやこで話す はじめてのLGBTs』(の本能率協会マネジメントセンター・刊)です。  耳にする機会の増えたLGBTという言葉・単語ですが,お子さんに”説明”できる保護者は少なそうです。
  LGBTs  性的少数者には,レズビアン(L),ゲイ(G),バイセクシュアル(B),トランスジェンダー(T)以外にも,さまざまな人たちがいるため,複数形の「s」をつけて,あらゆる性的少数者が含まれることを表す。   参考;LGBT - Wikipedia *英語版
 主人公(語り手?)は,猫のマルです。シルバ,トラ,ミケ,モクという4人のきょうだいがおり,3人の人間と一緒に暮らしています。  出版社の内容紹介は,次のように書かれています。
 好奇心旺盛な子どもたちは、たくさんの疑問を抱き、親に質問してきます。  そんな時、「なんて答えたらいいか」「どうやって教えたらいいか」困ってしまうテーマのうち、とくに「答えづらいけど生きていくうえで大切なこと」を親子で会話しながら考えるためのシリーズ。  第一弾のテーマは、「LGBTs」。いざ子どもから「LBGTsって何?」「私たちと何がちがうの?」などと聞かれたら困ってしまうのでは?そんな「からだの性」と「こころの性」のことを、親子で考えるのが本書の目的。本書をとおして、親子で一緒に「性」や「自分らしさ」について考えていきましょう。
 はじめに,もくじに続いて,はじめに見開きで「この本の使い方」があり,内容が「かいせつ」「しつもん」「ゲーム」の構成が説明され,保護者や先生に向けた「別冊」があることを記しています。  プロローグから本文に入っていくと,マルが語りかける言葉が,読みやすい文章,そして大きくイラストが描かれます。話の終わりに「やってみよう!」があり,マルの話からの“自分の思い・考え”を書くページが設けられています。  別冊で
 この本の中には,子どもと一緒に遊びながら,いろいろな考えを楽しんで引き出せるように,たくさんのゲームが入っています。  一番大事なのは,楽しむこと。うまくできるかどうかは二の次です。(略)  おそらく,やるたびに違う答えが出てきます。答えているときの心の状態によっても,答えは違います。どんな答えでも「なぜその答えを導きだしたのか」が大切です。
 さあ,お子さんと一緒に,本書を“楽しみ”ませんか。  お子さんの言葉,反応を“まるごと受け取り”,それを一緒に“楽しみ”ましょう。
   もくじ はじめに プロローグ 見えている?見えていない? 第1章 「みんな」ってだれだろう? 第2章 オス?メス?それとも…? 第3章 男の子だから?女の子だから?あなただから? 第4章 「みんなと同じところ」はないのかな? 第5章 言われたら「うれしいことば」「かなしいことば」 第6章 きみはだれが好き? 第7章 「けっこん」って何だろう? 第8章 「家族」って何だろう? 第9章 自分にできることはあるかな? 第10章 いろんな人がいる世界 エピローグ 世界に一人のきみとぼく 別冊 おとなのための解説書
【関連】   ◇一芒@クリエポD-35 (@itinogi)Twitter