『落語家直伝うまい! 授業のつくりかた』(立川談慶・著/玉置崇・監修)
昨夜,帰宅の時に外気温が“氷点下”で,「今朝は寒くなるかな。」と思って床に入りました。
今朝,屋外をみると“薄っすらと白い”景色でした。日中も,気温が上がらず寒い日になりました。
暖かさと寒さの違いに,体がびっくりしています。
気温変化に体調を崩さないように!
今日は国際女性デーだそうです。
Googleのロゴをクリックすると,8枚の絵が順に表示され,これまで活躍した女性が登場します。SNSではマララ・ユスフザイ氏の言葉が紹介されていました。
女性による,世界そして未来への多大な貢献を讃えよう。「誰かがあなたを代弁するのを待っていてはいけません。世界を変えられるのは,あなた自身なのです」行動のきっかけとなる日。 立川談慶氏は落語家ですが,以前に読んだ本も,この本も,“落語の本”ではありません。そして,落語を楽しみたくなる本です。 ◇『落語力』(立川談慶・著)(2014年10月12日 『福禄寿』(仕事日記から)) 今回の本は,友人が監修している『落語家直伝うまい! 授業のつくりかた: 身振り手振り、間のとりかた、枕とオチ…落語は授業に使えるネタの宝庫』(誠文堂新光社・刊)です。 何も知らずに手に取ると,「落語家の本なのに,授業のつくりかた?」の疑問がわきそうですが,本書を執筆することになったことについて,「おわりに」で
「教育論の本を書いてもらえますか?」との依頼にを受け,仕事は絶対に断らないのをモットーとしてこの世界で30年近くやってきましたので,二つ返事で受けました。と,『落語力』で述べていた“仕事術”のままに受けたことが述べられています。 その仕事術を生み出した“落語の世界”と“修行”から,それが生きる“教育”を述べています。 例えば,『「間」のとり方で興味を引きつける』の項では,「ポイント 授業に使える実践的一席!」に
○時間と空間,「間」にはふたつある ○「しゃべらない」ことで主導権をにぎるの二つをあげ,本文に入ります。 本文で,生活での「間」,落語の「間」を述べ,教室・教育での「間」を談志師匠の教えを交えながら語っています。 それを受け,監修の玉置崇氏が『Advice 確かに授業では「間」が大切』と,談慶の“語り”を価値づけています。 どの項も,「なるほど」「うんうん」と読み進みます。ある項で「ちょっと…」と思うこともありましたが,監修できっちり“現場”に結んでくれます。 若い先生方に向けて書かれていますが,“教育”に係るすべての方に読んでいただきたい一冊です。 Twitterで,談慶氏が次をリツイートしていました。
書店の「芸能」ではなく「教育論」の棚にありました。 落語本のコーナーにも置いた方が良いと書店員さんにアドバイスをしておきました!教育書の棚で“異彩”を放っていたのかもしれません。 最近の教育書の棚には,「○○30の技」のようなタイトルが目立ちます。本書も30の method で述べられ「30の…」となりそうですが,タイトルには数字はありません。 「教育論」のコーナーに置いていただく本ですが,「芸能」「落語」のコーナーでも手に取っていただける“教育”に係る方も多いかもしれません。 書店のみなさん,両方に置いてはいかがですか。 ところで,出版を知って,Amazonで予約しました。最近,通販による宅配業者の“過重”が話題になり,その配達が気になっていました。 「ピン。ポン。お届け物です…」 届けてくれたのは…。
Contents 序章 「なぜ落語が授業に役立つのか!?」 本書の使い方 第1章 授業にのぞむ心がまえ編 ・落語入門コラム1 第2章 授業テクニック編 ・落語家おすすめ授業レク ・落語入門コラム2 第3章 学校生活をスムーズにするコミュニケーション編 ・落語入門コラム3 第4章 日常生活でコミュニケーション力アップ! ・本書に登場する古典落語あらすじ おわりに【関連】 ◇立川談慶 (@dankeitatekawa)(Twitter) ◇立川 談慶(Facebook) ◇三楽の仕事日記 ◇岐阜聖徳学園大学 玉置研究室