寒い日。11日は「鏡開き」。
天気は良かった。でも,とても寒かった。
朝,出かけようとしていると,晴れているのに“白いもの”が舞ってきました。雪が降り出したようです。
天気予報が伝えていた,「今シーズン最強の寒波」の影響が出ているようです。
◇北日本を中心に暴風雪や大雪に警戒(日直予報士)(日本気象協会 tenki.jp)
「雪が降った」「雪が積もった」ということはありませんが,週末に向け,さらに寒くなるようです。
寒さに負けないように!
正月11日は「鏡開き」です。正月のあいだ供えてあった鏡餅を“割り”,ぜんざいにしていただきます。
学校給食では,餅を食材として扱いにくいですが,献立にあったでしょうか。
献立にできなくとも,教室では「鏡開きでは,餅を包丁などの刃物で切ることはしない」などを話題にしていただいていると思います。
みなさんのお宅では,いかがでしたか。
鏡開きにちなんだ蘊蓄です。
●鏡餅とは? 年神様を祀る象徴であり,その年の年神様に供えます。丸い形は円満を表しています。 鏡餅は三種の神器の一つ「八咫鏡(やたのかがみ)」をかたどった,とも,人間の活力源と考えられた心臓の形をかたどった,とも言われます。 ●鏡開きとは? 年神様に供えられた鏡餅を下ろして小さく割り,お汁粉や善哉,雑煮などにして食べる行事です。 年神の霊力を分け与えていただき,無病息災などを祈ります。 鏡餅を食すことを「歯固め」ともいい,硬いものを食べ,歯を丈夫にして,年神様に長寿を祈ります。 ●なぜ鏡「開き」か? 年神様が刃物を嫌うため,鏡餅を分ける際には刃物で切るのではなく,手や木槌などで砕きます。 「切る」「割る」という言葉を避けて「開く」という言葉を使います(「開き」は「割り」の忌み言葉)。 開くは末広がりを意味します。 元々は武家社会の行事で,「具足開き」とも言いました。 鎧や兜に供えた餅(具足餅)を雑煮などにして食べ,これを「刃柄(はつか)」を祝うと称しました。そのため,昔は1月20日に鏡開きを行っていました。 刃物で切るのは,武家にとっては切腹を連想させるので,「開く」ようになったと言われます。 もう一つ考えられる説は,春迎えの呪術的な意味です。 刃物は金属であり,五行説で考えると「金気」です。これは,春の気である「木気」を倒すもの(金剋木=金は木に剋つ)とされ,新春の気を運んできた年神に対して刃物を使うのは,春の気を損なう行為です。つまり,四季の順当な巡りを阻害する行為として禁忌とされたと考えられるそうです。【今日の小咄】 職場で英語力の話題が出たときに,まったく英語ができなかった私が「サンキューぐらいしかできないよ。」というと,「二級や一級は難しいからね。」と言われた。 この日以来,私は,ある程度英語ができる人だと思われている。