鏡開き。「評価」について《学びの地図》
天気のよい日でした。最近の“寒さ”が緩んだようでしたが,それでも「寒い!」のは変わりません。
当地の小学校では,インフルエンザによる学級閉鎖も出たようです。
乾燥しています。防寒とともに感染予防に努めましょう。
正月11日は「鏡開き」です。正月のあいだ供えてあった鏡餅を“割り”,ぜんざいにしていただきます。
正月の鏡餅は年神様の依り代であり,松の内を過ぎて“鏡開き”でいただきます。年神様の依り代となっていたお餅を食べることで,その力を体内に取り込み,家族の無病息災を願います。
みなさんのお宅では,鏡開きをしましたか。
12月に『「通知表はどうかな?」と。《学びの地図》』の記事をで,「評価・評定の基礎・基本」について書きました。
それに続く「評価の話」です。
昨年12月に,新学習指導要領実施に伴う評価の在り方について,「児童生徒の学習評価の在り方について(これまでの議論の整理)」(pdf)が公表され,パブリックコメント・意見募集が行われていました。
これからの学習評価で,そのねらいや視点,規準・基準は変わりますが,ICT利用が進んでも,その手法に“大きな違い”はないようです。
学習評価の検討を進めるうえで,手法的なことに時間を割くことなく,児童生徒が成長するための“本質的”な検討や研修を進めていただきたいと思います。
先回,「評価の技術1」−「(1)客観テスト法」「(2)論文体テスト」まで紹介しましたので,「(3)記述式テスト法」から。
※写真は,SNSから借用しました。
営業日は月水金の午前9時〜12時はモーニング。
水曜日は午前11時30分〜午後15時までランチがあるそうです。
営業日以外は要予約。
◇作手地域食堂 どりいむ (@tsukudedream)(Instagram写真と動画)
◇評価の技術 1◇ (3)記述式テスト法 知識・理解・思考・判断などの習得状況を明確にみることができる。 形式上は○×テストに対応するもので,再生形式のテスト,特に単純再生法を含んでいる。一定の基準を設けておけば,採点も比較的容易です。 ◇評価の技術 2◇ ペーパーテスト以外の方法について整理してみましょう。 (1) 質問紙法 関心・意欲・判断・学習習慣・鑑賞についての度合い,深浅,質などをみるのに適した方法。 評価目標にあうような質問事項を設け,記入して分析します。自由応答式と制限応答式(択一式,択多法,順位法,評定法,一対比較法など)がある。 (2) 作品法 表現,技能をみるのに適した方法。 作品は,制作物,創作物,作図,作文,ワークシート,ノートなど,生徒が学習場面で作り出すものをいう。作品には,関心・意欲・態度,思考・判断,知識・理解などあらゆる側面の学力が総合されて表出しており,学力を総合的に評価できる方法といえる。 (3) 観察法 関心・意欲・態度の評価に適した方法。また,思考・判断,表現,技能の評価にも適している。 これは,日常場面での行動,発言,できごとをつぶさに観察し,記録をとり評価し,指導にいかす方法。ペーパーテストでは測りきれない側面の学力を評価する方法の一つである。 (4) 評定法 観察に基づいて評価対象内容を相対的,数量的にとらえたり,作品などについて一対比較で序列や段階値を決める方法。 (5) チェックリスト法 関心・意欲・態度,技能,鑑賞の評価に適した方法。観察法,評定法に位置づけられるものです。 観察記録の方法として,指導,評価に生かす行動内容をあらかじめリストアップしておき,観察によって行う。 (6) 問題場面テスト 問題の認知・発見・構成力,知識・原理の適応力,資料解釈力など,いわゆる思考力をみるのに適した方法。 この方法では,何だかの疑問や問題を含む問題場面を提示する。この評価目標,内容,方法により“論文体問題場面テスト”と“客観的問題場面テスト”に分かれる。 (7) ゲス・フー・テスト 質問紙を集団の成員に配布して,成員相互の観察所見などを活用する方法。 興味・関心・意欲,技能,学習習慣などの評価に用いられます。 以上,これまでに紹介した評価方法を観点別にまとめると次のようになります。(表・略)先生方は,学年末の学習評価・評定に向けて,資料の整理を進めていきます。 子供達の“実感”と“意欲”が高まるような評価・評定をなるよう,よい資料を整えられる指導を進めてください。 よろしくお願いします。 【おまけ】 本日,「作手地域食堂どりいむ」がオープンしました。 作手地区に,新しく“楽しい場所”ができました。 オープンイベントには,多くの方が駆け付けていたようです。