作手の名瀑五選 (作手見聞録)
天気のよい日になりました。
時間の流れについて、「子供が感じる1年は、大人に比べて長い。」と言われます。先日読んだコラムで、南伸坊さんがレコード盤に例えたという話を知りました。 鳴沢の滝(昭和32年作手村天然記念物指定)
作手村の最北端、南設楽郡と北設楽郡の郡境にあり、高さ15m、水量も豊富で、木々の色どりも鮮やかに、界わい随一の名瀑です。
田代の本滝
霊峰御嶽山を望む頂には、修験者(山伏)の修行の場があり、本滝はこの霊場の中心的な役割を担っていたそうです。
波切不動の滝
大和田の集落を見守るお不動様をいただき、糸状に優しく流れ落ちています。
保永の三滝
名の如く三段の瀑布が連なり、その滝壺は新城市の大洞山に続き竜が往来したとの伝説を持つ秘境で、時々野猿の群を見かけることもあります。
逆淵の滝
砥鹿神社(三河国一宮)の奥宮が鎮座する本宮山から流れ出る宮川にあり、スベリ台の様な可愛らしい滝です。
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注)これまでの記事は〈タグ「見聞録」〉で
【掲載記事から】
◇「保永の三滝」(つくで百話)(2019/08/17)
◇「小林の三滝」(つくで百話)(2019/08/19)
ターンテーブルに針を置くと、はじめは大きく回り、渦巻くように円は小さくなっていく。 1日を1回転とすれば、若い頃は長い道のりを歩き、年齢を重ねるほど短くなる。上手い例えだと感じつつ、「今の自分はどのあたりだろう」と想像しました。 でも、レコードで例えられない時間の流れがありそうです。大人でも“1年を長く感じる”生活を送ることができます。そうした時間を過ごしたいと思います。 みなさんは…。 旧作手村が、地域情報をまとめたA5サイズの冊子『作手見聞録』を作成し、配付していました。数回の更新があり、表紙の異なるものがありました。 発行年が明確ではありませんが、手元にある冊子から順に紹介します。 ******** 作手見聞録 作手の名瀑五選 作手村は豊川水系と矢作川水系の水源地域で、春の新緑、夏の清流、秋の紅葉、冬の白銀と四季おりおリの姿をみせてくれます。 静寂を破り時を経て流れ続ける清流は、各所に滝をつくリ、そのダイナミックな姿は、見る者の心をとらえて離しません。名瀑を訪ね心身をリフレツシュしてみませんか。