作手村の風土 (作手見聞録)
曇り空の一日でした。
旧作手村が、地域情報をまとめたA5サイズの冊子『作手見聞録』を作成し、配付していました。数回の更新があり、表紙の異なるものがありました。
発行年が明確ではありませんが、手元にある冊子から順に紹介します。
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作手見聞録
作手村の風土
作手高原の自然景観
○ 作手村は、村全体が広大な自然景勝地である。
周囲を竜頭山、巴山、本宮山など600〜700m級の山々にとりかこまれた平均標高550mの作手高原に、縄文弥生時代以前から作手に郷が発達してきた。作手高原から発する矢作川水系と豊川水系の巴川はじめ各河川は、ところどころで滝をつくり、両岸絶壁には四季おりおりに新緑や紅葉が渓谷美をつくる。
また高原に展開する田畑、牧場、農家、神社、寺院など、調和して美しくやすらぎを覚える景観である。
○ 作手村は、矢作川年間流出量の3.48%、豊川年間流出量の15.44%を受けもっている水源地である。矢作川水系巴川は直接に三河湖に注ぐ。水源の涵養と水質の保全は作手村の重要な使命である。
○ 作手高原の夏は、仙台・青森・札幌や軽井沢高原に似ている。
冬の寒さはきびしいが、夏は30℃を越える日がなく、春から秋の高原はさわやかである。
○ 作手高原の植物は、約1,700種類で、愛知県下で最も多い地域である。
また多くの動物の生息地であり、シカ、イノシシ、ニホンザル、タヌキ、キツネなど大型獣はじめ多種類の動物が生息している。この自然環境はぜひ保護していかなければならない。
○ 県天然記念物・長ノ山湿原は東海地方最大の中間湿原である。わが国でも珍しい昆虫や植物が生息している。 ********
注)これまでの記事は〈タグ「見聞録」〉で
【おまけ】
古い資料を読み返していて、初任の学校長だった 故 中西光夫氏が職員に配付していた『白雲悠々』がありました。
時代が大きく変わりましたが、“教育の幹”には学ぶことがあります。
これまでブログで紹介した記事へのリンクです。ご一読を。
◇先人に学ぶ(6) 「白雲悠々」(1/4) 「曲尺手門」第3号について(2016/06/03 集団「Emication」)
◇先人に学ぶ(7) 「白雲悠々」(2/4) 一年生のお母さん方へ 「自由な遊びの大切さ」(2016/06/04 集団「Emication」)
◇先人に学ぶ(8) 「白雲悠々」(3/4) 二 今,私たちは(2016/06/05 集団「Emication」)
◇先人に学ぶ(9) 「白雲悠々」(4/4) 通知表について(2016/06/08 集団「Emication」)