作手の七不思議(1) (作手見聞録)
今季一番の寒い朝でした。
日差しのあり天気はよかったですが、気温が低く、風の冷たい、寒い一日でした。
本の返却で交流館に寄りました。館内は先日紹介した『クリスマスフェスタ2022』の展示・飾りつけがされていました。会議室で催しが開かれていました。
地域の方の素敵な作品が展示されていました。
旧作手村が、地域情報をまとめたA5サイズの冊子『作手見聞録』を作成し、配付していました。数回の更新があり、表紙の異なるものがありました。
発行年が明確ではありませんが、手元にある冊子から順に紹介します。これまで紹介した記事のリンクを載せています。合わせてご覧ください。
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作手見聞録
作手の七不思議
その1 平地分水点
かって、作手最大の湿原の中心地であった「乱橋」。流れの定まらない様子が地名にもなっています。
南流は豊川水系巴川、北流は矢作水系巴川といい両川ともに同名の巴川であることから、その昔、相思相愛の男
女が両親の許しをもらえず、泣き別れしたとの伝説が残っています。
◇1(1-2) 三方にそそぐ川 (わたしたちの村つくで 改訂版)(2021/10/05)など
その2 白鳥神社
古来、作手高原に白鳥が飛来していたそうです。この白鳥の糞によってお米がたくさんとれるようになリました。このようなことから白鳥への恩恵に感謝して十一か所(全国最多)もの白鳥神社が建立されたということです。
また驚いたことに作手、岐阜の土岐、七宗、白鳥の各白鳥神社は直線上に位置しています。このことからも古代白鳥が日本海を線上に往来していたことがわかります。
◇『白鳥神社について』(作手村のむかし)(文集『こうやまき』)など
その3 米福長者
なんと矢作の兼高長者、宝飯長者とともに三河の三長者のひとり米福長者が作手に住んでいたということです。
米福長者は作手の湿原を水田に変え米づくりに、そして鍛冶・酒造・馬の市などで富を築いたといわれています。
◇つくでの昔ばなし「米福長者」 (作手見聞録)(2022/10/11)など
その4 鏡岩
その昔、鏡状の岩に太陽の光が浜名湖に反射して、しらす漁ができなくなったため漁民が来て表面を削り取った
といわれています。
周囲を高い山に囲まれていますが、不思議とこの大岩からのみ浜名湖を望むことができます。
一度ご覧あれ。
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注)これまでの記事は〈タグ「見聞録」〉で