秋分の日。 『東大教授がおしえる シン・日本史』(本郷和人・著)
朝から強い雨が降り、川が濁流になりました。出先では、水の噴き出すところも、あちこちにありました。
明日、明後日と、まだ雨が続き、荒れた天候でしょう。気をつけて過ごしましょう。
今日は,国民の祝日の一つ「秋分の日」,二十四節気の一つ「秋分」でした。「秋分日 祖先をうやまい,なくなつた人々をしのぶ」日です。
さらに,七十二候の一つ「雷乃収声」でした。
みなさんは,どんな一日でしたか。
書架に並ぶ本に著者の名を見て、歴史の“面白い話”が楽しめそうだと、『東大教授がおしえる シン・日本史』(扶桑社・刊)を手に取り、読みました。
オモテがあればウラもある 「え、マジ!?」 誰かに話したくなっちゃう歴史のウラを炙り出す 学校で習った日本の歴史がひっくり返る! これがシン・日本史です!古墳時代から昭和の軍部まで40の話題について、その「オモテ」の歴史と、「ウラ」の歴史が述べられています。
(はじめにより) 教科書にオモテだって書かれている歴史的な出来事のウラには、必ずその原因や結果が存在します。そして、そのウラを知ることが、歴史を学ぶおもしろさでもあります。 (略) 多くの人が学校などで定説として習う「オモテ」の歴史と、その出来事が生まれた背景や結果などの「ウラ」の歴史を一緒にご紹介していきます。各章の扉、そして次の見開きで、その時代の概観・解説が述べられています。 それに続けて、項目ごと「オモテ」の歴史と“コラム”(巻物風の枠)が見開きで、続く見開きで「ウラ」の歴史が、対比して述べられています。 例えば、第1章の「班田収授法」では、
【オモテ】 税制の導入による律令国家の形成 【ウラ】 税を逃れたい人が多すぎて、戸籍上の女性が急増!との内容です。オモテは知っている律令国家の内容ですが、ウラの女性が増えたという話は、“国の成り立ち”に新しい見方を知りました。そして、もっと知りたくなりました。 歴史の好きな方はもちろん、興味のなかった人も、歴史の新しい楽しさを知る一冊です。 あなたも、どうですか。
もくじ はじめに 1 古墳時代・飛鳥時代・奈良時代 ──中国に影響されまくった変化の時代・古代日本 2 平安時代 ──貴族たちが遊びまくって文化を育んだ平安時代 3 鎌倉時代・室町時代・安土桃山時代 ──勝ち残った者こそが正義! 実力主義の武士たちが時代を作る 4 江戸時代・明治時代・昭和時代 ──戦がなかった江戸時代から、突然近代化した明治時代 あとがき【関連】 ◇本郷和人のweb研究室 ◇本郷和人(ダイヤモンド・オンライン) ◇『東大教授がおしえる やばい日本史』(2019/01/27 集団「Emication」)