『Yellow Green 友だちの木』(おおぎやなぎちか・作/ao・絵)
午前中は雲が目立ちましたが、昼過ぎから青空になりました。朝から蒸し暑い一日でした。
昨日、道端の草むらの影に“赤いもの”が見えました。立ち止まり、見てみると「曼殊沙華(彼岸花)」でした。
まだ、咲くには早いかと思いますが、季節を感じる花の一つです。
今日は9月11日です。
あの日から「22年」(東海豪雨)、「21年」(アメリカ同時多発テロ)、「11年6か月」(東日本大震災)となる日です。
新型コロナ禍の続くなか、節目として“人生100年時代の新しい暮らし”を創っていくことを考える一日でした。
先日紹介した“休み時間に完結 パステルショートストーリー”の『夕ぐれ時のふしぎ』(堀米薫・作/ao・絵)に続いて『Yellow Green 友だちの木』(国土社・刊)を読みました。
先日の本は夕ぐれや暗がりに出会ったお話でしたが、本書は“木”にまつわるお話です。
第一話 ── 集合場所のケヤキの木 第二話 ── 庭のアンズの木 第三話 ── リンゴの木 第四話 ── カエデの木 第五話 ── 桜の木 第六話 ── 松の木図書紹介は、先日の本と同じようにはじまります。
ゾクッとする不気味な物語から心がホカホカに温まる物語まで、小学校中学年~高学年向け本格的な短編集のシリーズ。 おおぎやなぎちかによる第2弾のテーマは「木」。豪華な実力派児童文学作家陣が自由にテーマを決め、楽しく簡潔に描いた作品ばかりなので、本を読む経験が少ない小学生でも休み時間にサクッと読書の奥深さを味わえます。子供達が休み時間に一話ずつサクッと楽しんで読むことのできるお話ですが、さりげなく“子供の背伸び”を求めています。 今の小学生が使っていない、耳にしていない言葉が、いろいろ出てきます。
牧帆とあたしは保育園のときからのくされ縁。気のおけない友だちだけど、有理はちがう。はっきりいって苦手だ。(略)子供は、すっと読んでしまうかもしれません。でも、「どういう意味」と気になって調べたり、「こういう時に使うのか」と真似したりする子がいるでしょう。 本書も、親子で一緒にいかがですか。
もくじ 第一話 登校班 ──絵美里 一年生 第二話 友だちの木 ──耕介 四年生 第三話 お守り ──満里奈 三年生 第四話 ちょっといいかも ──加奈子 六年生 第五話 桜の向こうへ行ったなら ──亜美 十二歳 第六話 紙飛行機 ──怜 四年生 エピローグ【関連】 ◇おおぎやなぎちか (@magoyasiki)(Twitter) ◇ao (@aokarimero)(Twitter) 【関連2】 ◇21年前の9月11日、何が起きたのか ── 写真で振り返る「アメリカ同時多発テロ事件」(Business Insider Japan) ◇アメリカ同時多発テロはなぜ起きたのか。“史上最悪”のテロ事件を写真で振り返る【9.11から21年】(ハフポスト NEWS)