集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「印象に残る本」は? 「新しい教科書」は?

説明会1025。 曇りから雨の日になりました。  今朝,中高生の登校時間に,いくつかの学校の近くを通りました。そのとき「あれっ?」と感じました。  それは,服装です。  10月の後半になっていますが,夏服を着た子が目立ちました。およそ8割が“白い”服装でした。  朝夕の気温は低くなりましたが,中高生には「まだ暑い時期」のようです。  天候に合わせて“服装を選択できる”ことは良いことだと思いますし,今どきの学校では“普通”になっているのでしょう。  学校の「変な校則」が話題になりますが,今では“少ないこと”が大きく取り上げられているのではと,登校風景から思いました。  午前中,大学2年の学生に,教職や将来について話をさせてもらいました。  その中で,いくつか質問に答えてもらいました。最初の質問のなかで「大学生になって読んだ本の中で印象に残る本の書名とポイントを教えてください。」と尋ねました。  そこで上がった本は,
○『フライダディフライ』 少年の姿 ○『ふたご』 心にささるものがあった ○『カンボジア紛争』 残酷な大量虐殺に衝撃 ○『インシテミル』 読みごたえがある ○『償い』 自分の人生について考えさせられる ○『面白くて眠れなくなる数学』 考えたことのなかった視点 ……
 「なし」という回答もありましたが,予想したより多くの書名が上がっていました。  みなさん,読んだことがありますか。  大学生活の中で,読んだ本について紹介し合うことはなさそうですが,教職課程のなかで”機会”があると将来に役立つのではないかと思いました。  午後,新城市教育委員会の「教科書説明会」に参加させてもらいました。  小学校で来春から使用する教科書は,学習指導要領の改訂に伴い“新しく”なります。その概要を知り,新年度への準備が適切に行われるように,市内の教員を対象にした説明会です。  今日は,理科,算数,英語,社会,国語の順に,配付された資料,スライド,動画などを使って教科書会社の方から説明がありました。  算数の最初のスライドは,大きく「45495」と数字が表れました。  さて,この数字は…。  その数字,説明を聞き,先生方はどのように受け取った(感じた)のでしょう。これだけでも,各学校で話題にし,準備・指導が進めたいと思いました。  それぞれ,詳しくていねいに説明されました。  先生方も,日々の指導があり,細かなことは忘れてしまうでしょうが,“聞いた”ことで,新年度に教科書を手に取った時に,思い出すことができます。  知ること,経験することは,大切で必要なことだと思います。  詳しい内容をここに書くことは相応しくなさそうですが,「理科;実験のガラス棒が撹拌棒(ポリプロピレン製)に変わっている」ことなど,資料を読むだけでは気づかない「変更の意図」や,「算数;QRコードやプログラミングのページの利用」「英語;添付のフォントで,背景に4線が付く」といった教科書会社の準備,工夫なども説明で知ることができました。  これまでも教科書の変わる機会に,今回のような形で教科書会社から解説・説明を受ける機会がありましたが,変化と違いを感じました。  4年前,8年前,12年前…  “日常の環境”が変わり,学校でのパソコン利用は普通になり,大人の手にはスマホがあります。教科書会社のホームページは充実し,SNSなども活用されています。  そのなかで,“直接話を聞く”ということは…。  考えました。そして考えさせられました。 【参考;説明会に出席していた教科書会社】   ◇大日本図書   ◇啓林館   ◇東京書籍