夢中になって学ぶ。
雨の一日でした。しかも,強い雨でした。
広く雨が降ったためか,出先で見た川の水量は多く“暴れている”ようでした。
夕方には上がりました。明日は,良い天気になるでしょう(なってほしい)。
今日は,愛知教育大学附属特別支援学校の第50回障害児教育研究協議会に参加しました。
雨のなかで案内し,駐車場の整理をし,多くの参加者を迎えていました。
研究テーマを『夢中になって学ぶ子 夢中になって活動する中で,生活に生かすことができる知識や技能を身につける子ども』として取り組んできた子供と教員の姿を参観させていただきました。
資料に「授業視点シート」があり,次のような項目がありました。
○本時の授業について ・夢中になっている姿について 笑顔で取り組んでいたり,繰り返して(略)… ・教材,教具について ・教師の支援について ○本校の研究について ・子どもの学校生活の中でとらえた様子をもとに(略)… (1)見通しをもって活動できる場 (2)活動を支える教材・教具を使うことができる場 (3)何度も反復して活動できる場 (4)子ども同士がかかわり合って活動できる場 (5)教師と一緒になって活動できる場子供達の活動する姿から,しっかりした“学び”の姿が伝わってきました。 高等部の作業学習では,活動に入る前に「5つの約束」を唱和していました。
・安全 危ないことをしません ・責任 自分の仕事をしっかりやります ・協力 みんなで力を合わせます ・正確 失敗しないようにします ・根気 最後までがんばりますこの約束を守りながら,裁縫,窯業,木工の作業をていねいに進めていました。 製品に仕上がったものは,校内で販売しており,多くの方が手に取っていました。 算数・数学の授業で用意された教具は,算数セットにある道具と似ていますが,そこに“この子の活動に合わせた”ものになっていました。 教室にある大きな仕かけにかけた思い・願いと重ねました。 特別支援学校の授業と学習を見ながら,これは“特別”でなく,どの学校,学級でも“同じ”なのだと思いました。 そのことを“見て”いただけたでしょうか。 今日も,学びのある一日でした。 ありがとうございました。