梅雨入り。「島川橋について」《作手村のむかし 11》
昨夜から降り出した雨が,弱く降り続きました。
今日は,二十四節気の一つ『芒種』です。芒(のぎ)をもつ植物の種を蒔くころです。最近は,すでに種蒔きは終わっています。
また,ちょうど梅雨に入るころで,少し蒸し暑くじめじめする時期となります。
暦に合わせたように,ニュースが,「気象庁が,関東甲信と近畿、東海が梅雨入りしたとみられると発表した。」と伝えていました。
南方海上にある熱帯低気圧が台風に発達し,日本列島へも影響が出るようです。
記録を調べると,2012年6月21日 (火)の夜,台風が上陸しています。
台風4号は強風と大雨を伴って当地を直撃しましたが,速い速度で通り抜けていき,市内で大きな被害は出ずに済んだようです。 市職員や消防団のみなさんは,夜遅くまで対応にあたっていただけました。感謝翌日は「台風一過」とはいかず,雨模様で,気温が高くとても蒸し暑い日だったようです。 今回は“上陸”とはならないようですが,日本列島に接近し影響は出るようです。 これからの気象情報に気をつけ,急な天候の変化に備えましょう。 文集「こうやまき」(1970年・刊)から,「作手村のむかし」の一話です。 ******** 『島川橋について』 (作手南中2 男子) 弓木の島川橋というのは,このへんでも古い方の橋である。この橋のできたのは,昭和六年である。 そのころ作った人たちは,ぼくの家のおじいさん(今は,生きていない)や,篤君のおじいさんのおとうさ んあたりの人たちだ。いずれも,明治十五年から,ニ十年に生まれた人々だそうである。 この橋がかかるまでには,たいへんな苦労があったようだ。台風が来たり,ちょっと大水がでるとすぐに流されてしまい,丸太を何本損したことだろう。 また,橋も簡単で,とてもあぶなかったそうだ。 ここを渡っていて,落ちて死んだ子もいたそうだ。だから,こんなことをしていたらとても危険だと思い,この橋を作ったのだろう。 まだとてもじょうぶで,この間の七号台風でも,びくともしないで,横の道がこわれてしまったぐらいだ。 そして,弓木でも一番重要な所だろう。 また,まだ昭和の初めなのに,こんながんじょうな橋がよく作れたものだと感心する。そのころどんなことをして作ったか,祖母に聞いたが,あまり知らないようであった。どんなことをしたか知っている人があったら,教えてもらいたいものだ。 ******** 今,島田橋は…。 今日は6月6日は「楽器の日」だそうです。 「芸事の稽古は,6歳の6月6日から始めるのが良い」というならわしに由来し, 指で折って数を数えると,ちょうど6の時に小指が立つことから, 「子が立つ」縁起のよい日とされています。 今日,楽器を演奏,触れましたか。 この後,三味線を鳴らしてみようかと…。