記録「しんしろ青春の会」
午後,夕食の準備で,畑に野菜を採りに行った家族が戻ってくると「サウナに入ったみたいだった。」と言って,汗だくになっていました。
部屋にいても,じわっと汗が噴き出してきました。
蒸し暑い一日でした。
でも,家族はサウナに入ったことはなかったような気も…。まっ,いいか。
タイトルが『青春』とある150ページほどの冊子があります。
これは,「しんしろ青春の会だより」をまとめた(製本した)もので,第1号が平成7(1995)年10月9日に発行されており,冊子の最後は平成17(2005)年8月4日の第77号です。
冊子は関係者(?)から送られたものだと記憶しています。「しんしろ青春の会」には関わっておらず,どのような集まりで,どんな活動をしていたかは承知していません。
記事を読むと,市役所職員が事務局となり,“働き方”について学び合っていたようです。
今,「働き方改革」が言われ,さまざまな取り組みが行われています。
この冊子にある記事,言葉に,時代背景は違いますが,こらからのヒントとなることもありそうです。ときどき紹介していこうと思います。
ご参考に。
第1号(1995/10/9)では,最初にサムエル・ウルマンの詩「青春」を載せています。
冊子のタイトル,そして会の名称は,ここから来ているようです。この詩については,さまざまな訳がありますが,たよりに載せられたまま引用します。
青春 Youth サムエル・ウルマン Samuel Ullman 青春とは人生のある期間ではなく,心の持ち方を言う。 薔薇の面差し,紅唇,しなやかな手足ではなく, たくましい意志,ゆたかな想像力,炎える情熱をさす 青春とは人生の深い泉の清新さをいう。 青春とは怯懦(きょうだ)を退ける勇気 安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。 ときには,20歳(はたち)の青年より60歳の人に青春がある。 年を重ねただけで人は老いない。 理想を失うとき初めて老いる。 歳月は皮膚にしわを増すが,熱情を失えば心はしぼむ。 苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥(あくた)になる。 60歳であろうと16歳であろうと,人の胸には, 驚異に魅かれる心,おさな児のような未知への探究心, 人生への興味の歓喜がある。 君にも吾にも見えざる駅逓(えきてい)が心にある。 人から神から,美しさ・希望・よろこび・勇気・力の 霊感を受ける限り君は若い。 霊感が絶え,精神が皮肉の雪におおわれ, 悲歎の氷にとざされるとき, 20歳であろうと人は老いる。 頭(こうべ)を高く上げ希望の波をとらえる限り, 80歳であろうと人は青春の中に已(や)む。そして,裏面は,「3つのしつけ」にも言われる「あいさつ・はきもの・へんじ」について次のように呼びかけています。 ************* 「あいさつ,はきもの,へんじ と言われるが」 ○あいさつ 挨拶の「挨」には,「おす」「ひらく」「ちかづく」の意味があり,「拶」には,「せまる」「おしあう」の意味がある。 すなわち,挨拶とは,互いに心をひらき近づき合うこと。 ならば,職場の上司や部下との一日の第一歩は,心のこもった気持ちのいい挨拶にて,さわやかにスタートしたい。 仕事がスムーズに進むも,職場が楽しくなるも,互いの人間関係が肝心。 ○はきもの はきものをぬいだりはいたり,日本人が繰り返すこの動作。 ぬぐときのこころがけ,かかとをそろえ向こうむきにそろえる。この几帳面ともいえる整理行為が,次にはくときの能率アップと起動の俊敏さにつながる。 片付け上手は,仕事上手,生き方上手につながる。 すっきり明るい環境で,今日もはつらつ元気に行動。 ○へんじ 自分に向けられたはたらきかけに対して,どんな反応を示したかが,返事の様子。 声の大きさ,返事の長さ。やる気に乗り気に元気まで,返事一つで相手にわかる。 「はい」という,たった2つ音のなかに,私の命の状態のすべてが白日のもとにさらされる。 「病気もうつるが,元気もうつる」と言った人がいる。元気な返事を自ら実践し活気ある職場にしていきたい。 ************* さらに,次の言葉を紹介しています。
「できる」管理職に (パーキンソン) 「不可能」という言葉は致命的だ。 ナポレオンは、その言葉の使用を禁じた。 フランスの辞書から,その言葉を削除させようとした。 「できない」管理職は足手まとい 新しいことや新しい方法を提案しても, すぐ「それは無理だ」とか 「スタッフの増強が必要だ」とか言う。 この種の人に新しい考え方を提示すれば、 「それは考えられない」という返事が返ってくる。 「できる」管理職にならなく 新しい考え方を批判したり、 誰にでもできることだ。いかがですか。「考えるヒント」が見つかりそうですか。