集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「秘密のプレゼント」?

本713。  朝,出勤ラッシュを少し過ぎた電車に乗りました。  車内でキョロキョロすると“怪しい”のでしょうが,普段はできないマンウォッチングをしていました。  この時間は,ケータイを“見ている人”や“操作している人”は多くありませんでした。  では…。  一番目立ったのは「居眠りしている人」で,こっくりと隣から寄りかかられて困り顔もありました。  皆さんお疲れのようです。  次は「本を読む人」でした。学生が授業の準備(予習?)をしているようでした。その人達も,後半はこっくりしていましたが…。  その中で,若い女性の“無防備な姿”が気になりました。  ○○に夢中で…。こっくりしていて…。  “昔”は問題なかったでしょうが,最近の時勢では心した方がよさそうです。  時間帯が変わると,車内の様子も違うのでしょうね。  昔,『Reader's Digest(リーダーズ・ダイジェスト』という雑誌があったのをご存知ですか。  調べると,日本語版は,1946年(昭和21年)から1986年(昭和61年)まで発刊されたようです。  中学生,高校生の頃に,読んでいました。章末にあった「ジョーク(アメリカンジョーク?)」を楽しみにしていました。  また,連載小説も英語版の翻訳で,“ちょっと違う”ものでした。  それらが,その後に日本で出版されるものが多く,「一足先に読んだ」という感覚をもったことを覚えています。  その一つに,アレックス・ヘイリーの『Roots(ルーツ;The Saga of an American Family)』があります。後に発行された翻訳本がベストセラーになったり,テレビドラマや映画になりました。連載中は,次の号が届くとまっ先に続きを読んでいました。  先日,古い小冊子が出てきました。  表紙に『暮しと健康 −30のアドバイス』「小山 寿著」「リーダーズ・ダイジェスト」とあり,奥付に「1976年2月1日第6刷」「発行 日本リーダーズ ダイジェスト社」とありました。  さらに裏表紙に「秘密のプレゼント『暮しと健康』−30のアドバイス−です」とありました。  多分,年間購読のプレゼントで届いた冊子でしょう。  古い冊子ですが,健康についてのアドバイスは変わらないようです。その所々で,描かれている“暮し”に時代を感じました。  「アタマは使え,気は使うな!」の項は,こんな書き出しです。
 数年前,NHKテレビの“ことわざ診断”という番組で,今の学生のいちばんのお気に入りのことわざを調べたところ,なんと“あしたはあしたの風が吹く”だった。なるほど,現代の若ものの無責任ムード,未来への希望のなさ,虚無感などを,ずばり表現していることわざだ。(略)
 そして,最後に杉田玄白の「養生七不可」を引きながら,次のように終えています。
 今から160年も前に,わずか七項目の養生訓のうち二項目までに,精神衛生としてこうした生活態度をすすめたことは,現代に生きる私たちも,大いに注目してよいのではあるまいか。
 いかがですか。
  「目次」から くそくらえ!“健康づくり” 温室育ちは寒風に弱い! ねじり鉢巻きはやめよう 全力投球すれば,疲れない じょうずに“さぼる”コツ 歌え!踊れ!そして大いに飲め! アタマは使え,気は使うな! 使わなければサビがつく? むなしきかな減量ブーム 浪費こそ健康をつくる “経験”をバカにするな! ムードで薬を飲むべからず “きれい”とはいったい何か 惰眠をむさぼるべからず! 命をかけたもったいない話 スモッグよりこわいタバコの話  など
【関連】   ◇リーダーズ・ダイジェストWikipedia) 【今日の小咄】  電車のなかで,「マーボーナス・キャンペーンだって。マーボーナスくれるのかな。」という声がした。  中吊り広告を見たら,「マーボーナス」の前に「サ」の文字が隠れていた。