「子育て・しつけ」(「諺・言い伝え集」より)
旅の途中です。
旅のお話は,また。
こでまでに2度,『冊子「ふるさとに生きる諺・言い伝え集」』に掲載されている諺や言い伝えを紹介しました。
今回は,「子育て・しつけを教える ことわざ・言い伝え」の項からです。
○なすの花と親の意見は,千に一つの無駄がない。 −なすの花は必ず実を結ぶ。親の意見にも無駄がないのでよく聞くべきだ。 ○孝行したい時に親はなし。 −親孝行は早いうちにしてあげなさいよ。 ○「かご」を頭にかぶるな。 −背が伸びなくなる。 ○夕方遅くまで川にいると「河童」が出る。 −川は暗くなると危険がいっぱいだ。いつまでも遊んでいてはいけない。 ○三つ子の魂百まで。 −子供の頃に身につけたことは,生涯ついてまわる。 ○可愛い子には旅をさせろ。 −少々の心配があっても外へ出していろいろ体験させた方がいい。 −子供がほんとうに可愛いなら,親の側で甘やかしてはいけない。聞いたことのある話はありますか。 そして,みなさんの家や地域に残っているものはあるでしょうか。 社会や家庭の状況が変わってきており,そのままで伝わってはいないでしょうが,少し読み替えると「今」も大切にしたい諺や言い伝えが多いと思います。 冊子の続きは,またの機会に。 【今日の小咄】 弟は幼稚園のとき,動物園でずっと猿を見ていたことがあった。 理由は,人間に進化する瞬間を見たかったからだそうだ。