「いろいろな諺・言い伝え」(「諺・言い伝え集」より)
予報通りに「雨」でしたが,思っていたよりも小降りでした。今年何度目かの「いつもの冬なら…」 。
良いのか悪いのか…。
出先で入った店で,隣席に二人連れがいました。聞き耳を立てたわけではありませんが,“先生の会話”が聞こえてきました。
最初は,「○○をするのに,ジャガイモを育てることから始めて…。なかなか,いい先生でしょ。」と,授業の話でした。
しばらくして聞こえてきたのは,「大学の時しか,土曜に休んだことはなかった。」と,土曜休みについてでした。子供の頃の土曜日について,相手が「3時間で牛乳を飲んで帰った。」と言うと,「4時間目まであって,何もなかったよ。」と。
若者に見えましたが,思ったより年を重ねているようです。
話を聞きながら,いろいろ考えてしまいました。
ところで,「半ドン」を語れるのは,何歳ぐらいまででしょうか。
冊子『ふるさとに生きる諺・言い伝え集 鉄は熱いうちに打て』(現・新城市立鳳来中学校・発行)から紹介する12回目です。
冊子の後半に,「いろいろな事にかかわる ことわざ・言い伝え」の項でまとめられたものからです。
今日の仕事は明日に残すな この言葉の意味は特に説明をする程のものではないと思います。また,深い意味もないと思いますが,今の僕にとっては,ものすごく重要な言葉です。 僕は今三年生,半年後には卒業,もう進路の事を真剣に考え,目標に向かって頑張らなければいけない時期なのに,それが出来ないのです。特に家庭学習の時,睡魔に負け,「明日の朝やればいい」と回してしまいます。結局朝も出来ません。 学校へ着いて,あわててやったってだめである。僕にとっては,毎日毎日をきちんとする事が大切なのです。 この言葉を心に刻みつけておきたいと思います。年末になりましたが,「明日に残したこと」はありませんか。 “今年のこと”は,今週のうちに済ませておきたいと思います。
○貧乏の棒の太さに恐れて,親類縁者寄りつかん −貧乏になると,親類さえも避ける。逆に「えらくなる」と親類が多くなる。 ○かわいい子には夏の火焚かせよ −辛い仕事をさせ,子供を厳しく教育せよ。 ○夜,お金をいじると泥棒が入る −夜は静か,お金を数える音でも遠くまで聞こえる程。だから気をつけてね。 ○そろばんが合う −計算があっていること。(家のやりくりが出来る事) ○「田植え」をした日に「畑」に植えても育たない −共に競争してしまい,それぞれが,それぞれらしく育たない。 ○隣の花は赤い −他人の物は何でもよく見える。 ○正月にお金を使うと一年中お金が出る −「一年の計は元旦にあり」からきている言葉を思われる。次回,「医療に関わる知恵」を紹介し,この冊子の話題の最後とする予定です。 【参考】 2016/11/24 「生き方を教える 2」(「諺・言い伝え集」より) 2016/11/17 「生き方を教える」(「諺・言い伝え集」より) 2016/11/04 「生活を支える」(「諺・言い伝え集」より) 2016/10/28 「天候を教える」(「諺・言い伝え集」より) 2016/10/17 「縁起を担いで 2」(「諺・言い伝え集」より) 2016/10/09 新米。「縁起を担いで」(「諺・言い伝え集」より)。 2016/10/06 「子育て・しつけ」(「諺・言い伝え集」より) 2016/09/28 「子育て・しつけ」(「諺・言い伝え集」より) 2016/09/12 「早寝,早起きは三文の得」(「諺・言い伝え集」より) 2016/09/07 台風13号が近づいて…(『「食い合わせ」って ほんとう?』) 2016/08/26 冊子「ふるさとに生きる諺・言い伝え集」