「生活を支える」(「諺・言い伝え集」より)
よい天気が続きますが,“感じる寒さ”は強くなっています。
昨夜のニュースで,「発達中の低気圧の影響で,北海道内はところによって雪が強まり,帯広市では3日だけで9センチの雪が降り,11月上旬としては44年ぶりのまとまった雪になりました。」と伝えていました。
こうした天候が,日本各地に“寒さ”として広がっているのでしょう。
秋恋し。
冊子『ふるさとに生きる諺・言い伝え集 鉄は熱いうちに打て』(現・新城市立鳳来中学校・発行)から紹介する9回目です。
今回は「生活を支える」(「諺・言い伝え集」より)から紹介します。
古くから災害の前には,虫や動物が,いつもと違う行動をすると言われています。「その通り」ということも少ないかもしれませんが,日ごろから“小さな変化”に気づき,いち早く対応できるように注意を促してきたものだと思います。
ねずみがいなくなると火事(地震)になる 私はこの「ことわざ」を聞いて,ほんとうにそうなった体験もないし,話を聞いた事もありませんが,「なまず」は地震の予知が出来ると言う事はよく聞きます。だから,ねずみも何か感じるものをもっているのかもしれません。事が起こった後で,「○○がいつもと違って〜していた。」という話があり,「前兆だ!」と騒がれますが,後の祭りです。 先に分かってこその“前兆”です。
○梅干しが腐ると不幸が起こる −梅干しが腐るような家事の手抜きを戒め,災害時の非常食品を大切にする。 ○地震の時は,竹藪に入れ −竹の根で地盤が丈夫だから。 ○塩を絶やすとお金に困る −塩は私たちの生活に欠かせない物なので,絶やさないように。 ○洗濯物はたたんでから着よ −蜂など,虫が入っていると危ない。「備えあれば憂いなし」 日ごろから観察眼と注意力をもって過ごし,自分の“生活を支える”ようにしたいですね。 【参考】 2016/10/28 「天候を教える」(「諺・言い伝え集」より) 2016/10/17 「縁起を担いで 2」(「諺・言い伝え集」より) 2016/10/09 新米。「縁起を担いで」(「諺・言い伝え集」より)。 2016/10/06 「子育て・しつけ」(「諺・言い伝え集」より) 2016/09/28 「子育て・しつけ」(「諺・言い伝え集」より) 2016/09/12 「早寝,早起きは三文の得」(「諺・言い伝え集」より) 2016/09/07 台風13号が近づいて…(『「食い合わせ」って ほんとう?』) 2016/08/26 冊子「ふるさとに生きる諺・言い伝え集」