『「阿呆」のすすめ』(ひろさちや・著)
今日は,雨の一日でした。強い雨が降った時間や場所もあったようですが,行動する中では困ることはありませんでした。
今日から「愛鳥週間」です。お宅では,バードウォッチングを楽しめますか。
本や雑誌,雑貨を整理しBOOKOFF(ブックオフ)へ持って行ったとき,そこで見つけたのが本書です。
「阿呆(あほう)?」
自由人の心をくすぐりました。もう一冊気になる本とともに購入した『「阿呆」のすすめ 〜「悩み」を捨てる生き方〜』(青春出版社・刊)です。
みなさん,悩んだり,くよくよしていませんか。
「世の中がおかしくなった。こんな時代に,どうすればいいんだろう…」と迷って悩んでいる人は,じつは「賢い人」なんです。「賢い」からこそ,あれこれ考えちゃうんです。「はじめに」で,いろいろと思案をめぐらせて,悩んだり,くよくよしたりしている人を賢いからだと言い,「賢い人」と呼んでいます。 そして,「賢い人」はダメで,「阿呆な人」がよいのだと“指南”しています。 「阿呆(あほう)」と言われて思い出すのが,四国・徳島の阿波踊りです。
「えらいやっちゃ,えらいやっちゃ,ヨイヨイヨイヨイ,踊る阿呆に見る阿呆,同じ阿呆なら踊らな損々…。」あの軽快なリズム(よしこののリズム)の唄です。 似ているようですが…。 本書のなかから。
○(こうした)分別があるかないか,それが「賢い人」と「阿呆」の違いなんです。無分別なのが「般若の智慧」を持つ「阿呆」。分別するのが「世間の知恵」で生きている「賢い人」と考えると分かりやすいでしょう。 ○ 毎日が幸せなら,できる「損」が分かってくる。 ○ 分別智では幸せになれないのです。では,どうすればいいのでしょうか。それは,般若の智慧が教えてくれます。 ○(新々人類版「アリとキリギリス」から)いたく感心しました。ここでは,キリギリスは怠け者じゃなくて芸術家として描かれています。芸術家は芸術家らしい生き方をすればいいし,アリはアリの生き方をすればいいんじゃないか…。 ○ 子どもが「84点」と答えると,いっぺんにお母さんの顔がくもってしまう。宝物を化け物にしてしまった瞬間です。 ○ 「私はそんな人様のつけた成績に関心はありません。あなたは私の子どもだから,私がちゃんとあなたを評価しています。あなたは百点です。」 ○ おふくろの味どころか,学校で赤の他人のつくった料理を無理やり食べさせられて,しかも「好き嫌いを言うな」とは,子どもをバカにしていませんか? ○ 「即今(そっこん),当処(とうしょ),自己(じこ)」にすべてが宿る。後半,子育てや教育から読み進められる内容が出てきます。 そして,「教育の目的とはいったいなんなのか」の答えを示してくれたものとして,ジャン・ジャック・ルソーの『エミール』をあげていました。 懐かしい本を思い出した気がしました。 学生のとき,若手の頃には,「初任者が読む本」の一冊(文庫で3冊だが…)として挙げられていました。 夏休みを前に,先輩教員からも「もう一度,読み直しておきなさい。」と言われることもありました。 最近の初任者研修では,この『エミール』は薦められているのでしょうか。 「阿呆」の話からずれましたが,「今」を振り返る一冊になりました。 森信三氏が
人間は一生のうち会うべき人には必ず逢える。 しかも,一瞬も早過ぎず,一瞬も遅過ぎない時に。 しかし,縁は求めざるには生ぜず。 内に求める心なくんば,たとえその人の面前にありとも,ついに縁を生ずるに至らずと知るべし。と言われましたが,絶妙なタイミングで自由人がBOOKOFFで出会った一冊でした。 みなさんも,「阿呆」になる秘伝の極意に触れてみませんか。
目次 まえがき 序章 もう、「頭のいい生き方」はやめましょう 1章 こんな時代は「阿呆」こそ幸せ−無分別の智慧の実践 2章 相手に悩ませておけばいい−他人ができることを自分がするな 3章 将来のために「今」を犠牲にしなくていい−明日できることは今日やるな 4章 理想と「今ここにいる自分」を比べなくていい−「人様からの評価なんて興味なし」の自由 5章 先の心配なんてしなくていい−今を楽しむ阿呆の極意【今日の小咄】 職場で,同僚の席で電話が鳴った。同僚は外出中だったので,「今,外出していません。」と答えると,「外出じゃないのなら,お願いします。」と言われた。