集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『考えることこそ教養である』(竹中平蔵・著)

雷0712。 朝は晴れそうな天候でしたが,昼頃になって急に雨が降り出しました。  その後,雷鳴が聞こえだし,稲光とともに大きな雷鳴が続くようになりました。  しばらく雷雨が続きました。  不安定な天候の一日でした。この雷雨で梅雨が終わるかな…。  最近,○○で見聞きすることの増えた竹中氏の著書で,3月に発行された『考えることこそ教養である』(クロスメディア・パブリッシング・刊)です。  ネットや雑誌で記事・原稿を読んだことはありますが,著作を読むのは初めてでした。(多分)  竹中氏については,小泉内閣の経済閣僚として“聖域なき構造改革”を断行したこと,経済学者であること,その程度の認識です。また,情報番組のコメントが"竹中が嫌い”という声で炎上したのを目にします。  身近な課題も,明確な正解が見つからない"難しい課題”があふれています。著者は,それを"考えること”が大切で,その力をたくわえることがスタートだと言います。  第3章で,その考える「」を7つあげています。
○ 川を上る ○ 海を渡る ○ バルコニーを駆け上がる ○ 場所を変えて考える ○ 体験してから考える ○ 書きながら,話しながら考える ○ 基礎を学んでから考える
 課題を前に,まず“川を上る”から始め,どう考えるかの「マイ・ストーリー」を描くように言います。
 知識を積み上げ記憶するハードディスク的な頭の良さは,もはや強みにならない。過去の蓄積でしかない知識では新しい時代に対応できないのだから。  今必要なのは,知識や経験をどう組み合わせて,どう使うかを考える,いわばCPU的な頭の良さ。これこそがこれからの時代を生き抜く 武器=教養 となる。
 集まってくる情報,集めた情報,それを増やしても“生き抜く武器”とはなりません。その情報を"取捨選択”し,"自分で考える”ことが大切です。  本書で「自分で考える」ことを学び,“本物の教養”を身につける型を学びませんか。  若い人にお薦めの一冊です。    読書メモ
○ 私はよく学生たちに,「コンペディティブ(competitive)でなく,コンピタント(compitent)を目指してほしい」と話しています。 ○ このDVDケースの話を知っていると,例えば他の業界にいる人でも,何か大きなパラダイム・シフトが起きたときの対処法のヒントが得られます。 ○ 考えることは,その中に潜んでいる「意味」を掘り起こすことです。 ○ 「書く」という触感を伴う行為が,五感を刺激して,脳に記憶として定着しやすくなるとともに,考えるという行為につながりやすいからです。 ○ 「竹中さん,鳥はね,飛び立つときは,向かい風に向かって飛び立つんだよ」
   目次 はじめに 第1章 考えるとは「マイ・ストーリー」を描くこと 第2章 考えることで身につく能力 第3章 考える「型」をつくる 第4章 考える!実践問題 第5章 考えることをあきらめない おわりに
【関連】   ◇竹中平蔵 (@HeizoTakenaka)Twitter)   ◇竹中平蔵の平ちゃんねるYouTube