集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

建国記念の日。『防災イツモマニュアル』(防災イツモプロジェクト・編)

お雛様0211。 よい天気でした。大安の今日,お雛さまを飾りました。今年も,旧暦3月3日(4月14日 壬辰)まで,皆の健やかな成長を願い飾ります。  今日は,国民の祝日建国記念の日」でした。日本書紀神武天皇が即位したとされる日に由来する「紀元節」だった日です。  「#建国記念の日」で検索すると,幟に「皇紀 2681年」 とある写真が上位にありました。「2681年前の今日,神武天皇が…」とのツイートもありました。  何かと話題となる祝日,いかが過ごされましたか。  9月1日の「防災の日」の時季に,防災を話題にし,備えを見直すことが,以前の中心でした。  1月に阪神・淡路大震災,3月には東日本大震災と大きな災害が起き,1月17日が「防災とボランティアの日」,11月5日が「津波防災の日」となりました。その他にも大地震,台風,豪雨による被害があり,“防災が話題になる”ことが増えました。
 今,「複合災害」,つまりウイルス感染と自然災害などが重なる脅威も,現実として迫っています。  この2020年,防災は,ひとつの新しい局面を迎えている。防災意識をアップデートする必要性を,みなさんも,感じていないでしょうか。(略) 「在宅避難が,これからの防災のカギになる」(略)  あの年,阪神・淡路の人々の声が教えてくれたことは,今,さらに広がっています。 「Save Yourself」,自分の身は自分で守ること。 「モシモ」ではなく「イツモ」,災害とつきあっていくこと。  すぐできそうなこと,ひとつでも。そのイツモが,あなたをきっと守ります。
 「防災」は,特別なことでなく,“日常”になっています。  その“イツモ”の行動を提案する『防災イツモマニュアル』(ポプラ社・刊)です。  本書に「防災イツモマニュアル ミニBOOK 在宅避難編」が付いているのですが,とじ込みや添付は見当たりませんでした。
オビの裏を蛇腹に折ると,携帯できるミニマニュアルに!手帳やお財布などに入れておくとイザというときに安心です。
 帯の裏面にありました。  これまで,災害が起きたら「避難所」で命を守り,復旧を待っていましたが,新型コロナウィルス感染の拡大で,“これまでの避難所”では困る状況になりました。  本書では,「在宅避難」により,風水害時の避難先だけでなく震災時でも自宅や親族・知人などの「」の安全を確保し,被災後の生活をすることができると述べています。  これからの複合災害に備え,“普段の生活の中にあるもの”を使って,いざという時に子供や高齢の方でも,簡単にすぐ実践できる工夫と知識が出てきます。  防災の重要性を理解し,その対策の知識があっても,なかなか準備したり行動したりできていない方が少なくないと思います。  「大切なことだけど…」と立ち止まらず,本書の工夫や準備を始めませんか。  一つの行動から「イツモの暮らし」が「災害への備え」になっていくことでしょう。  “東日本大震災から10年”を前に,日常を見直す一助に読んでみませんか。
   目次 はじめに 1 最初に確認しよう! 家の安全 COLUMN 避難所にできる家を持つ。そのつくり方,見つけ方,直し方。 2 小さな工夫で大きな効果! 家具の転倒防止 COLUMN そのガラスを凶器にしない。ポイントは「割れかた」と「割れたあと」。 3 サバイバル×電気&ガス COLUMN ガス,消しに行かなくていいんです。今覚えておきたい三つの知識。 4 サバイバル×水 COLUMN 歯みがきなんて後でいい?いえ,非常時こそ,オーラルケアを。 5 サバイバル×トイレ COLUMN 下水道の復旧はすぐにはできない。住まいによっては長引くことも。 COLUMN 自分らしく,人間らしく。快適なトイレをあきらめないで。 6 サバイバル×キッチン COLUMN カロリーと水,だけじゃない。ほしいのは,「いつもの食」でした。 7 身のまわりのものでできる! 応急手当 COLUMN 災害時に,希望をつくる力。それは,何よりも「あなた」です。 8 あの手この手を知っておく! 連絡手段 COLUMN 災害に強い通信ネットワークへ。日本の通信は,日々進化しています。  他 9 本当に役立つ防災グッズ 10 防災×工作 おわりに
帯0211。
【関連】   ◇NPO 法人プラス・アーツ   ◇寄藤文平 (@yorifujibunpei)Twitter) 【おまけ】   ◇『稲むらの火』(Ronshi)