集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「文化の日」。『このゴミは収集できません』(マシンガンズ 滝沢秀一・著)

算数1103。 雨が上がり,よい天候になった祝日でした。  今日11月3日は,国民の祝日の一つ「文化の日」で,1948年に制定された「自由と平和を愛し,文化を進める日」です。  また,1946年に日本国憲法が公布された日でもあります。  祝日ですが,いろいろな学びのある一日でした。  あなたの「文化の日」は,文化や憲法を考える一日でしたか?  新型コロナウイルスの感染拡大で自粛生活が続く頃,“断捨離”をする人が多くいました。その話題とともに“ゴミ清掃員 滝沢秀一”さんを知りました。お笑いコンビ「マシンガンズ」として活動しながら清掃員として働いている(逆?)そうです。  ゴミ清掃員としての著書を一冊『このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景』(白夜書房・刊)を読みました。  以前から“ゴミ学”の視点をもって発信や活動をされていましたが,新型コロナ禍でさらに注目が高まっているように思います。  本書について,出版社は次のように紹介しています。
 お笑い芸人を続けながら、定収入を得るためにゴミ清掃員を始めたマシンガンズ滝沢秀一の人気ツイートが、イラストや書き下ろしのエッセイを大幅に加えて、待望の書籍化!  ゴミから見る格差社会や、ゴミ清掃員おすすめの物件、ゴミ清掃業界のとび抜けた人材など、読めば、ゴミに対する意識が変わること必至!!  読んで楽しめ、誰かに教えたくなる一冊です。
 第1章は,41件のツイートとそれに合わせた絵が1ページずつ紹介されています。
12 #ゴミ清掃員の日常  ゴミを出し忘れたと走ってくる人はかわいいものだが,たまに自転車で追ってくる人がいる。自転車で追ってくる人はそれでもまだかわいい方だ。ごくたまに車で追ってくる人がいる。そこまでの執念があるならば,なぜほんの少し早起きできなかったのか?
 追ってこれる距離,追って追いつける時刻,持って追えるゴミの量…  “執念”もってできるなら,早く起きるのは難しくないだろう。  こんなツイートもありました。
 ペットボトル回収をしていると,一年に数回,水筒が一緒に捨てられているのを見かける。怒っているとかじゃなくて,本当にどういう理屈なのか知りたい。飲みものつながりで,水筒はペットボトルの日だと思ったのか?
 「水筒はペットボトルの日」とは勝手な理屈ですが,ありそうです。  ゴミから見えること,映しだしていることがたくさんありそうです。  新型コロナ禍のなかで,新しい気づき・発見が生まれているかもしれません。  読み始めると「これ,あるある…」「確かに…」と,一気に読んでしまいます。  本書だけでなく,著者の著作や発信から「自分の暮らし」を振り返ってみませんか。
   目次 はじめに 1章 ゴミ清掃員はつぶやく 2章 ゴミ清掃員プロファイラー 3章 嘘に翻弄されるゴミ清掃員 4章 事件です!! ゴミ清掃員 5章 ゴミ清掃員、格差を斬る 6章 ゴミ清掃員のおすすめ物件 7章 ゴミ清掃員の花鳥風月!? 8章 ゴミ清掃員の一日 9章 ゴミ清掃員とゆかいな仲間たち 10章 ゴミ清掃員、無法者を取り締まる 11章 私、ゴミ清掃員が日本の未来に物申します あとがき
【関連】   ◇マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914)Twitter) 【関連書】   ◇『やっぱり、このゴミは収集できません ~ゴミ清掃員がやばい現場で考えたこと』滝沢秀一・著/白夜書房・刊)   ◇『ゴミ清掃員の日常 ミライ編 あたらしい時代で、しあわせになるゴミ出し術』滝沢秀一・滝沢友紀・著/講談社・刊)   ◇『ゴミ清掃員の日常』滝沢秀一・滝沢友紀・著/講談社・刊)   ◇『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』滝沢秀一・著/太田出版・刊)今日の話題は,やはりこれ】
【もう一つ。地域の話題