「冬至」。『ココまで変わった学校の教科書』(コンデックス情報研究所・編著)
曇り空の一日で,寒さを感じる一日でした。
午前中,地区の白鳥神社の作業でした。正月を迎える門松が立ちました。
今日は,二十四節気の一つ「冬至」です。一年で昼が一番短く,夜が一番長い日です。「一陽来復」,日の長さは徐々に伸びていきます。
「一陽来復」は,五経の一つ「易経」に出てくる言葉です。
復,亨。出入无疾,朋來无咎。反復其道,七日來復。利有攸往。 「復は亨る。出入疾(やまい)なく,朋(とも)来たりぬに咎(とが)なし。反復その道,七日にして来復。往くところ有るに利(よろ)し。」陰暦10月に陰がきわまり,冬至に陽が初めて生じます。そして,冬至を境に日が長くなることから,冬至に太陽の力が復活してくるのです。 また,古くからの風習として,冬至の日に「柚子湯に入る」「小豆粥を食べる」「『ん』のつく食べ物を食べる」というものがあります。 ※ 冬至に「カボチャを食べる」のは,「カボチャ」は「なんきん」と呼ばれ,「ん」のつく食べ物であり,カボチャを食べると“中風”にならず,“長生き”するという伝承があるからです。 自然と寄り添って生きてきた日本人の知恵を感じながら,冬至の「食」と「住」を楽しみたいですね。 みなさんの「冬至」は,どんな一日でしたか。 最近話題にしましたが,鎌倉幕府の成立を『イイハコつくろう鎌倉幕府』(1185年の成立)というのがイマドキで,教科書のて記述が変わっています。 そうした話題の載った『いつの間に?!ココまで変わった学校の教科書』(成美堂出版・刊)です。 義務教育に携わってきましたし,今も教育研究を続けていますので,多くは“変わった・変わる”ことは承知していましたが,「えっ,そうなの。」という事柄もありました。 聖徳太子が厩戸皇子・厩戸王と言われることは知っていましたが,教科書で聖徳太子の表記が無くなってきていることは気づいていませんでした。この項では,新学習指導要領の記述も紹介しています。そこには…。 本書は,変わったこと 60項目を6章にわけて紹介しています。
30年前の教科書は間違っていた? 昭和〜平成〜令和にかけてガラリと変わった小・中・高の「今」の教科書を紹介。 教科書や学校生活の変わった部分を、イメージしやすいイラストや図表でわかりやすくまとめてみました。 子どもの宿題を見る親世代も必見! 小1の繰り上がりの足し算ではさくらんぼ計算を使う。世界遺産の“仁徳天皇陵古墳”を今は大仙(陵)古墳と呼ぶ。My name is Ichiro Suzuki.ではなくI am Suzuki Ichiro.恐竜は“絶滅”ではなくその一部が鳥類に進化した。―昭和~平成~令和にかけてガラリと変わった小・中・高の「今」の教科書を紹介!新学習指導要領も総力調査!子どもの宿題を見る親世代も必見!「6章 学校生活の時間」は,
○高等学校の科目はココまで変わった! ○教科書が大きくなった! ○お昼は別々 最近の運動会事情 ○栄養教諭のおかげ?! 豪華になった給食 ○80年以上変わらない「教科書体」 ○教科書に出てくる子どもの名前もココまで変わった!と,他の章とは異なる“ココが変わった”が紹介されています。 最近の話題,状況から項目が選ばれ,記述されています。 自分の子供の頃を思い出しながら楽しめる一冊です。 そして,そのことをお子さんとお話してみてはいかがですか。
もくじ はじめに 1章 歴史の時間 2章 社会の時間 3章 算数・理科の時間 4章 英語・国語の時間 5章 音楽・家庭科・体育などのその他の時間 6章 学校生活の時間【おまけ】 ◇「Emication」の読書はこちら