小暑。七夕。「本を読んでいますか?」。
今日は二十四節気の一つ「小暑」です。そして,五節句の一つ「七夕(しちせき)」でした。
小暑は,梅雨が明け,本格的な暑さが始まる頃とされ,蓮の花が綺麗に咲き始める頃とも言われます。
この日から夏らしい暑さになる「暑気」に入り,暑中見舞いが出されるようになります。
今年は,梅雨空が続いています。強い日差しが待ち遠しい。
“七夕”といえば,この日に「天の川を隔てた織姫(織女星・こと座のベガ)と彦星(牽牛星・わし座のアルタイル)が,年に一度の再会を許される」とされ,願いを書いた短冊を笹竹などに飾ります。
七夕伝説を楽しむ一日でしたか。
午前中,地区の神社の掃除と祇園の祭りがあり,氏子が出て行いました。
小さな田舎の神社ですが,境内の草を取り,落ち葉を片づけ,社殿の掃除をし,綺麗になりました。
それに続く祇園では,災厄や疫病をもたらす御霊を慰め遷し,平安を祈願しての神事でした。
大祓の神事で,ところによっては「輪くぐり」「輪抜け」など行われますが,当地では,神主さんの祝詞など神事のみです。
作法によって,今に感謝し,今後にお礼をしました。ありがとうございました。
夏休みが近づくと,図書館や書店に「子供に薦める…」「夏に学ぶ…」「夏の自由研究…」など特集コーナーが設けられます。新聞に大きく広告を載せる出版社もあります。
今年の“人気”や“特色”はあるでしょうか。
先日,年2回届く『岩波ジュニア新書 編集室通信』の最新号(77)が届きました。
この時期には,夏休みに向けた特集が多かったですが,今年は創刊40年が特集でした。合わせて,『創刊40年記念 ホンキのキホン 岩波ジュニア新書読書ガイドブック』も届きました。
「編集室通信」は,学校向けに発行されており,新刊情報や本・読書にまつわる記事が掲載されています。
特集は,「特集:創刊40年! ベストセラー書目15+おすすめ書目3」です。上位には,次の新書が並びました。
1位 砂糖の世界史 (川北稔・著) 2位 詩のこころを読む (茨木のり子・著) 3位 〈銀の匙〉の国語の授業 (橋本武・著) 4位 社会の真実の見つけかた (堤未果・著) 5位 パスタでたどるイタリア史 (池上俊一・著) ……先生,読んだ本が入っていますか。 先生,今年の夏は,どのような本を薦めますか。 【関連】 ◇岩波ジュニア新書(岩波書店)