集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「3.14の日」。「おばあさんのちいさいころ」《父母が子どもの頃 16》

 昨日の“で驚きましたが,今朝,さらにビックリ!  積雪があり,雪が降ってきました。道路の凍結はなさそうですが,すでに冬タイヤを外しているので,気を付けて運転しました。  日中は晴れて雪は消えましたが,しばらく寒い日が続きそうです。気を付けて運転をしましょう。  そして,体調を崩さないように。  今日 314日の数字の並びは,円周率の小数表記( 3.14159265…)の上3桁に一致します。  この日を「数学の日円周率の日)」(日本数学検定協会制定)としています。
円周率0314。
 “お祝い”をするなら,午前1時59分午後3時9分に行います。その意味はわかりますか。  ところで,みなさんは,友達と「円周率を“何桁”までいえるか」を競ったことがありませんか。  10桁ぐらい,いや20桁…,そして100桁という強者もいるかもしれません。  覚えていないけど計算で出せるという方も…。  『日本国紀』(百田尚樹・著)に,江戸時代,円周率を“エイトケン加速法”で小数点第16位まで正確に求めていたとありました。初めて聞いた計算法でした。 ライプニッツ0314。  右の式は「ライプニッツの公式」と言われるもので,“簡単な式”です。  これで計算すれば,何桁でも求めることができるのです。試してみてください。  文集「こうやまき」(1970年・刊)から,「父母が子どもの頃」の一話です。 ********    『おばあさんのちいさいころ』 (文・菅守小1年 女子)  わたしのところの おばあさんは,ともえしょうがっこうへ いったそうです。  おばあさんが,がっこうへいっているころは,まいにち きものをきて,ぞうりをはいていったそうです。  わたしは,ふくがきれないから かわいそうだとおもいます。はやくきれることは,いいことたと おもいます。でも ぞうりは あしから ぬげてしまうから,こまるなとおもいました。  がっこうでは,いまの こくごのことを よみかたと いい さんすうのことを さんじゅつと いったそうです。たいそうのときも きもので ぞうりをはいて やったそうです。  わたしは,とぶとき 足にきものが からまったり ぞうりが すっぽりぬけりゃあせんかと しんばいです。  がくげいかいは,本をよんだり おはなしをしたり,うたをうたったり,あんざんをしたそうです。  いまの がくげいかいのように げきをしたり おどりをしたり にんぎょうげきをしたり きがくをするほうが,よほど たのしいことだとおもいます。  おばあさんの ちいさいときは うちのてつだいを とてもしたそうです。おとうとの こもりもして がっこうへ いったそうです。  わたしは おとうとがないので,こもりをしたいときもあります。  おばあさんは,おべんとうのはなしもしてくれました。いまのような きゅうしょくは,一ペんもなくて おかずをかうみせがとおいので つけものや うめぼしで うめぼし一ついれたべんとうを ひのまるべんとうといったそうです。  にちようびには,ごはんを 四へんもたべたが おさえは,みそしると つけものが おおかったそうです。  おばあさんの ちいさいときと いまとでは ずいぶん ちがっているなあと おもいました。 ******** 【関連】   ◇円周率(PI) 100万(1,000,000)桁(TSテクノロジー)   ◇公益財団法人 日本数学検定協会