「地獄と極楽(天国)」
昼頃までは晴れていましたが,次第に雲が目立つようになり,夕方には“どんより”曇った天候になりました。今夜は雨かな…。
寒波の戻りに,体がついていけずに困っています。
みなさん,体調を崩していませんか。
午後,行政の方と「これから,地域の○○が,どうなっていくとよいか。」という話をしました。
先日,小学校の学校運営協議会長と一緒に相談した話題です。
一歩二歩と進んでいけそうです。ありがとうございます。
そして話は「5年後,10年後は…。」と広がり,その“対策”について話しました。
誰も“名案”は持っていないのですが,これも“一つ進める”には,「自分は…」でなく「相手が…。皆が…。」で判断し決断していくことから始まると思います。
その思いをもって一歩前へ
もし,「地獄に行きたいですか? それとも,天国に行きたいですか?」と尋ねられたら,どう答えますか。
こんな話があります。
今,地獄だと思っていること,これから出会うと思う地獄はありませんか。それも,あなた次第で,一瞬にして極楽(天国)に変わります。
いかがでしょう。
ある人が地獄に行きました。地獄には,綺麗な花が咲き,水が流れ,それはそれは美しい場所でした。 その人が,地獄の道をさらに進んでいくと大きな建物が見えてきました。 その建物の中には,餓鬼のように痩せてガリガリの人々がいました。みんな目だけはギラギラしていて,トゲトゲしい雰囲気です。 その時,大きな鐘の音が「キーン,コーン」と鳴り響き,地獄の人たちが大きなテーブルの周りに座り始めました。 そして,テーブルの上にはたくさんの美味しそうな料理が運ばれてきました。 どうやら食事の時間のようです。 さらに,よく見ると地獄の人たちの手には,自分の腕よりも長い箸を手に縛り付けられていました。 さて,いよいよ食事のスタートです。 地獄の人たちは,我先にと食べ物をつまみ,自分の口元へ運ぼうとしますが,箸が長すぎて食べられません。そうこうしている間に食事終了の合図が鳴り,テーブルの上にあった美味しそうな料理はグチャグチャに飛び散りひどいありさまでした。 しかも,地獄の人たちは一口も食べられないまま食事の時間が終わってしまいました。 この人は「地獄は嫌だな」と思いながら,今後は極楽(天国)に行きました。 極楽(天国)も地獄と同じで,綺麗な花が咲き,水が流れ,それはそれは美しいところでした。 しかし,極楽(天国)にいる人々の表情は実に柔和で,ふくよかな顔をしています。 地獄と極楽(天国)は状況はまったく同じなのに,これはどうしたことでしょう。 大きなテーブルの周りに極楽(天国)の住人たちが座り,たくさんの美味しそうな料理が運ばれてきました。 極楽(天国)の住人たちにも,地獄の人たちと同じように,自分の腕より長い箸が手に縛り付けられています。 さて,いよいよ極楽(天国)でも食事がスタートしました。 ですが,極楽(天国)の人たちはみんな美味しそうに料理を食べています。 極楽(天国)の人たちは,長い箸を使ってご馳走をはさみ,テーブルの反対側の人に「どうぞ」と言って差し出しています。箸が長すぎて,自分の口に運べないので反対側の人に食べさせていたのでした。 「どうぞ」と言われた人は「ありがとう」と言って,美味しそうに食べています。そして,今度は,その人がご馳走をはさんで「さっきは,ありがとう」と言って差し出して,食べさせてあげました。 こうして,極楽(天国)の人たちはおいしい料理をお腹いっぱい食べることができました。最初の質問を聞いて,「地獄」という場所,「天国(極楽)」という“場所”が思い浮かんで,それを選ぼうとしませんでしたか。 ところが,地獄も極楽(天国)も,同じ場所なのです。 それが違うのは,「思いやり」や「与える心」,「わかち合う心」があるかないかです。 これが,地獄となるか,極楽(天国)となるか,その分かれ道なのです。