「立秋」。「峰田のいわれ」《作手村のむかし 27》
今朝も雲の目立つ空で,日中は雨が降ってきました。
朝のうちは「今日も暑くなるかな。」と思っていましたが,気温はあまり上がりませんでした。
蒸し暑さがありましたが,雨が降った後は,吹く風が“冷たく”なりました。
暦では,今日は,二十四節気の一つ『立秋』です。
酷暑が続いていましたが,今日の天候は“秋”を感じさせようとしたようです。
酷暑続きで乾燥している田畑は「もっと水を!」と雨を求めています。台風の進路は当地を避けているようですが,田畑に十分な雨が降ってくれるとよいのですが…。
文集「こうやまき」から,「作手村のむかし」の一話です。
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『峰田のいわれ』 (文・作手南中2年 女子)
上小林の大部分の家の名宇は峰田です。そのいわれはこうです。
昔大和の国にある殿様がいました。その人は源氏の武士でした。やがて源頼朝の家来となって鎌倉に行きましたが,いくさに負けたので田峰におちのびました。そして,また田峰から作手に来ました。その時,作手に来た者もあればまた,他の土地へ行った者もありました。作手におちのびたころ,その時代の制度で人々は代々その土地からはなれられず,各家々は新家を建てたり,それができなければその家に一生働いていたりしました。だから上小林の人はもとは同じ先祖なのです。でも,昔の百姓が名字をもっていることは,許されなかったので内々に伝えてあったからでしょう。
だから,明治時代に入って再び峰田を名のるようになったのです。
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当地の「峰田さん」「峯田さん」「嶺田さん」は,この由来をもっているのでしょうか。
台風13号(サンサン)は,関東に向かう進路をとっているようです。
被害がないことを願います。
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